2008年4月25日
更新日:2008年5月15日
更新日:2008年5月23日
医療サービスオペレーションセンター白河での異臭発生について
- おわびと発生からの経緯、異臭の原因および操業再開のご報告 -
2008年4月25日(金)、医療サービスオペレーションセンター白河(※)内で発生をいたしました異臭事故に際しまして、近隣地域住民をはじめとした皆さまに大変なご迷惑、ご心配をおかけいたしました。あらためて深くおわび申し上げます。
異臭の原因につきまして関係機関のご協力をいただきながら検証いたしました結果、原因が判明し、再発防止に万全の対策を講じましたので、関係機関から当該スコープ修理工程の操業再開のご許可をいただきました。
ここに、本件発生からの経緯、異臭の原因および当該スコープ修理工程の操業再開につきましてご報告申し上げます。
【発生からの経緯】
2008年4月25日(金) 午前8時35分ごろ、白河オリンパス株式会社(所在地:福島県西白河郡)の敷地内にある医療サービスオペレーションセンター白河のスコープ修理職場にて異臭が発生いたしました。この異臭により従業員17名が目の痛みと喉の変調を訴えたため郡山市内の病院に搬送いたしましたが、診断の結果、症状は軽く同日中に全員帰宅いたしました。翌日の4月26日(土)には、前日病院に運ばれた17名の再検査をいたしましたが、全員に異常がないことを確認しております。
また、消防署により異臭ガスは屋外への漏出がないことが確認されており、近隣の住民の方々への被害は報告されておりません。
【異臭の原因】
異臭の原因につきましては、関係機関とも協力しながら検証した結果、当初一部で報道されておりました硫化水素ではなく、微量の亜硫酸ガスであることが判明いたしました。亜硫酸ガス発生の原因につきましては、スコープ修理工程の一部で使用しておりました二硫化モリブデンの乾燥過程で、乾燥機の温度制御系の故障により、同物質の粉体温度が上昇したことによるものと思われます。
再発防止のための対策として、乾燥工程を抜本的に変更し、亜硫酸ガスの発生温度に達しない乾燥機を導入いたしましたので、今後は亜硫酸ガスの発生の恐れはございません。
【操業再開について】
上述の対策を実施いたしましたので、4月25日より停止しておりましたスコープ修理工程の操業を、5月26日より再開いたします。
この度ご迷惑をおかけしましたことにつきましては、重ねておわびいたします。
今後はより一層の安全管理に努め、近隣住民の方々にご心配をおかけすることのないよう、また従業員の健康に留意し、万全の態勢で操業をしてまいります。
オリンパスメディカルシステムズ株式会社
※ 医療サービスオペレーションセンター白河はオリンパスメディカルシステムズ株式会社の修理・サービス部門です。
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