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1998年 9月29日
ローコストで30mの長さを実現した
パイプ検査システム「PT36-300」
パイプ検査システム「PT36-300」の先端部 パイプ検査システム「PT36-300」
パイプ検査システム「PT36-300」
の先端部
パイプ検査システム「PT36-300」
「PT36-300」は外部から直接観察のできない管内部を観察するシステムで、コントロールユニットを一体化した小型・軽量のケーブルドラムを現場に設置し、電源スイッチ1つの操作により容易に観察できます。また、照明として先端部に12灯の白色LEDを採用、防水カメラヘッドと併せて耐衝撃性の向上とローコスト化が図られています。さらに、電源は屋外の使用を重視し、ACアダプターに加えて自動車のシガーライターやDC12Vバッテリーにも対応しています。
当社は、工業用のファイバースコープやビデオスコープ、硬性鏡やミニボアスコープなどによるBSI(Borescope Inspection:内視鏡検査)を中心として、リモートビデオシステムに代表されるRVI(Remote Visual Inspection:遠隔視覚検査)、さらに進んだデジタル化やネットワーク化、計測システムの事業展開を図っていきます。
液晶モニタ(推奨品)は別売
主な特長
  1. 長さ30mを実現
    当社の工業用内視鏡製品として、最長の30mを実現しました。

  2. 先端部φ36mmと細径化、優れた挿入性を実現
    超小形1/4インチCCDカメラと白色LEDの採用により、高解像度のまま、先端部を一段と細径化。さらに、卵型カメラヘッド、フレシキブルネック、FRP内蔵のカメラケーブルの採用により、管内への押し込み性能と曲管通過性能を両立させました。配管内径φ50mm~φ80mmの検査に適しています。

  3. 白色LEDを照明に採用
    照明として先端部に12灯の白色LEDを採用、照明むらの少ないカラー画像が得られ、長寿命化とローコスト化も実現できました。

  4. 耐衝撃性に優れたカメラヘッド
    成形樹脂を採用した透明カバーにより、カメラと照明は保護され、フィラメントレスのLED照明の採用と併せて優れた耐衝撃性を実現しました。

  5. 小形軽量のケーブルドラム
    コントロールユニットを一体化したケーブルドラムは小型化とともに質量約11Kgと軽量化が図られ、可搬性に優れています。

  6. 簡単操作を実現
    電源ケーブルとモニタケーブルを接続し、電源スイッチ一つの操作により使用可能です。オプションの液晶モニタをケーブルドラムのフレームに取り付けことも可能で、現場でのセット時間の短縮化が図られています。また、明るさは電子シヤッターにより自動制御、色は白色LED照明に合わせて最適化されています。

  7. 屋外での使用を重視したワイドDC12V設計
    電源はACアダプターに加えて、自動車のシガーライターやDC12Vバッテリーが使用可能なようにDC10V~15Vの範囲で作動できる設計になっています。液晶モニタなどへのDC12V供給も可能です。
主な仕様
カメラ光学系 CCD 1/4インチカラーCCD
視野角 60°(対角上)
視野方向 直視
観察深度 20mm~∞(焦点調整方式)
照明方式 白色LED照明(12灯)
明るさ調整方式 電子シャッターによる自動調整
挿入部 外径 φ36mm
有効長 30m
最小曲率半径 R120mm
外装 特殊樹脂含浸タングステンブレード被覆
使用温度 -10~80℃/空気中
5 ~35℃/水中
使用気圧 1013hPa 1気圧(常圧)/空気中
1013hPa ~1114hPa (1~1.1気圧)/水中
防水性 防浸形防水構造(水深1m)
ケーブルドラム
(コントロールユニット一体型)
ドラム部 寸法:φ430mm
材質:成形樹脂
色:グレー
フレーム部 480mm(W)×480mm(H)×350mm(D)
映像出力信号 NTSC方式(PIN) 2系統
電源 DC12V(作動可能電圧 DC10V~DC15V)
最大消費電力 約9W(カメラ・LED)
出力電源 1系統(液晶モニター用)DC12V/0.8A(MAX)
質量 約11Kg(カメラケーブルを含む)
ACアダプター 電源 AC100V~240V(50/60Hz)
最大消費電力 30~34VA(約18W)
出力電源 DC12V/1.5A
その他 標準付属品 ACアダプター
カーバッテリーコード(5m)
ヒューズ
ビデオケーブル(PIN・PIN/2m)
付属品収納ケース
ピント調整治工具・交換用透明フード
液晶モニタの消費電力がケーブルドラムの出力電源より大きい場合、液晶モニタ用ACアダプターが別途必要になります。
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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