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1999年 5月10日
160分の長時間・高音質録音・14.5mmの超薄型軽量
PC接続で音声ファイルを管理・保管・再生可能
「音がきれい!」なICレコーダー
「Voice-Trek(ボイストレック) DS-150」
Voice-Trek DS-150
「 Voice-Trek(ボイストレック) DS-150」
オリンパス光学工業株式会社(社長:岸本 正壽)は、いつでも、どこでも簡単に高音質・長時間のデジタル録音ができ、PCとの接続による拡張性をもつICレコーダー 「 Voice-Trek(ボイストレック) DS-150」を6月10日から発売致します。
Voice-Trek DS-150は、高い総合周波数特性と高圧縮を両立させた音声ファイル保存規格の採用により、最大160分の高音質デジタル録音が可能です。電池を含んで74g・厚さ14.5mmの超薄型小型軽量デザインにすることで、高音質なICレコーダーの世界をより一層身近にしました。
Voice-Trek DS-150は、洗練された薄型デザインの中に、VCVA録音機能や早聞き再生、フルオートオフ機能など使いやすい機能に加え、マイク端子も搭載しております。録音された音声は高音質のまま高圧縮されたデジタルデータ(DSS規格ファイル)に変換され、内蔵のフラッシュメモリに記録されます。記録時間は標準モードで約75分、長時間モードで約160分の録音が可能です。また、デジタル録音のため、DS-150本体で上書き・挿入・削除などの編集や、聞きたい音声ファイルへの高速アクセスも、簡単なボタン操作で瞬時に行えます。
メモリに記録された音声ファイルは、別売のPC接続キット(AS41)を使って、パーソナルコンピュータ(以後PC)に転送し、PC上での管理・保管や、PCのサウンド機能での再生、電子メールへ添付して送付することなどが出来ます。また、PC上で簡単にWindowsの標準的なサウンド形式であるWAVE(ウェーブ)ファイルに変換することも可能です。その上、日本IBM株式会社のViaVoice98や、株式会社ジャストシステムのVoice一太郎9との組合せで、録音した音声ファイルから音声認識による文字変換も可能です。
製品名 メーカー希望小売価格(税別) 発売日
Voice-Trek DS-150 25,000円 1999年 6月10日
PC接続キット AS41 7,000円 1999年 7月10日
※: PC接続キットには データ転送用専用ケーブルと音声再生ソフト(DSS Player 3)が含まれています。
主な特長
1. 内蔵メモリで長時間録音
内蔵されたフラッシュメモリにより、標準モードで約75分、長時間モードで約160分の録音が可能です。また、デジタル録音のため、DS-150本体で上書き・挿入・削除などの編集や、聞きたい音声ファイルへのアクセスも、簡単なボタン操作で瞬時に行えます。
2. 高音質録音(高音質と高圧縮を両立させた、次世代デジタル音声フォーマット採用)
DS-150は、標準モードで総合周波数特性300~5,000Hzの高音質で録音ができます。
IVA(*1)のDSS(*2)規格による次世代デジタル音声フォーマットを採用していますので、WAVEファイルに比べると、同じ音質・録音時間でも1桁少ないデータ量(*3)となります。
(*1): IVAとはInternational Voice Associationの略で1995年7月にオリンパス光学工業、オランダ・フィリップス社、ドイツ・グルンディッヒ社の3社で構成された、デジタル音声記録用の標準規格を提案するフォーラムの略称です。
(*2): DSSとはDigital Speech Standardの略で、IVAで設定した次世代デジタル音声記録用の標準規格です。互換性を保つために、データの圧縮方式、ファイルフォーマット、記録メディアがDSS標準で規定されています。オリンパス光学工業株式会社では、1998年7月発売のVoice-Trek VT1000RVからDSS規格を採用しています。
(*3): 同レベルの録音音質で、圧縮されていないWAVEファイルとDSSファイルとのデータ量の比較をすると、標準モードの場合で約12分の1、長時間モードでは約20分の1となります。
3. PC接続による音声ファイルの利用
メモリに記録された音声ファイルは、別売のPC接続キット(AS41)を使って、PC上に転送・保存したり、PCのサウンド機能で再生することが出来ます。当社では音声再生ソフトウェア、DSS Player-Liteの無償配布を1999年夏より予定しておりますので、少ないデータ量を活かして音声データを電子メールで送ることや、資料に添付して保存することも可能です。また、PC上で簡単にWindowsの標準的なサウンド形式であるWAVE(ウェーブ)ファイルにも変換できますので、DSS Playerが無いPCでも録音した内容を再生する事ができます。
4. 音声ファイルの文字変換ソフトへの利用
DSSファイルは音声認識ソフトウェアでのデータ利用が可能です。PC接続キット(AS41)と日本IBM株式会社のViaVoice98や、株式会社ジャストシステムの Voice一太郎9 を使うことにより、標準モードで録音された音声ファイルを高い変換効率で文字データへ変換することができます。モバイル音声入力装置としてもお使い頂けます。
5. 超軽量・超薄型デザイン
電池を含んで74gと超軽量、長さ116mm×幅43mm×厚さ14.5mmの圧倒的な薄型デザインは、使いやすくワイシャツのポケットにもスッと収まります。またシルバー主体にまとめられたデザインは、高級感があり、ビジネスシーンに最適です。
6. 頭出し信号(インデックス)録音
  録音時に頭出し信号を録音することにより、再生時に聞きたいところをすぐに検出することが出来ます(音声ファイルあたり最大16個まで)。
7. VCVA録音機能
  音声に反応して自動的に録音がスタートし、音声が途絶えると2秒後に録音がストップするVCVA(Variable Control Voice Actuator:音声起動装置)を内蔵、録音時の音の無い時間には録音をストップしますので、メモリの無駄や再生時の時間のロスを防ぎ、長時間録音に威力を発揮します。また、デジタルならではの応答性の良さにより、起動時の頭切れは殆どありません。音声起動レベルは、メニュースイッチのUP/DOWNで調節可能です。
8. 早聞き再生機能
  再生中に再生ボタンを1秒以上押すことで、通常の約150%のスピードで再生できますので、録音内容の急ぎのチェックなど、短時間で再生が必要な場合に最適です。
9. 2つのフォルダー機能
  録音された音声ファイルをA,B2つのフォルダに分けて保管できますので、用途別管理、使用者別管理などの自由な使い分けが出来ます。音声ファイルはフォルダあたり99件まで保存できます。また、時計とID番号を設定することで、誰がいつ録音したという情報が自動的に記録されますので、メッセージの管理が簡単に行えます。
10. 外部電源に対応
単4型アルカリ電池2本で約10時間の録音が可能。ACアダプターA324(別売)を使用することで、連続での長時間録音・再生にも安心してお使いいただけます。
主な仕様
記録形式 IVAのDSSによるデジタル記録
記録媒体 内蔵型8MBフラッシュメモリー
フォルダ数 2フォルダ(A,B)
メッセージ数 各フォルダあたり最大99件
規定入力レベル -70dBv
総合周波数特性 標準モード:300~5,000Hz 長時間モード:300~3.000Hz
記録時間 標準モード:約75分 長時間モード:約160分
スピーカー 直径28mm 丸形ダイナミックスピーカー内蔵
MICジャック 直径3.5mm(インピーダンス 2kΩ)
EARジャック 直径3.5mm(インピーダンス 8Ω)
実用最大出力 100mW(スピーカ8Ω)
電池持続時間 録音時 約10時間(アルカリ電池使用)
電源 定格電圧 DC3V  電池 単4型(R03、LR03)電池2本
外部電源 ACアダプターA324を接続
外形寸法 116(長さ)×43(幅)×14.5(厚み)mm(最大突起含まず)
質量 74g(電池含む)
付属品 ハンドストラップ、電池(単4×2)
「Voice-Trek」について
オリンパス光学工業株式会社では、ICレコーダーと総称されるデジタル録音機や、デジタル録音システムに関わるブランドとして「Voice-Trek」を使用していきます。
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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