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2000年 9月21日
オリンパスとして初めて環境レポートを発行
「オリンパス環境レポート2000」
~1999年度の環境保全活動を報告~
オリンパス光学工業株式会社(社長:岸本 正壽)は、このたび1999年度におけるオリンパスグループの環境保全活動の実績をまとめた環境レポート「オリンパス環境レポート2000」を発行致しました。本レポートの構成や記載方法については、GRI※1ガイドラインにできるだけ沿うように考慮しています。尚、環境会計も本レポートに盛り込み、環境庁環境会計ガイドライン※2に沿って環境コストと効果を算出しています。
本レポートは、国内の開発・生産主要13事業場を対象範囲とし、オリンパスグループの環境保全への取り組み実績を記載しています。中でも、技術開発に関していくつかの先進的な取り組みを進めてきており、オゾン層破壊物質については生産プロセスでの使用を1993年には全廃し、レンズ洗浄等で使用されるトリクロロエチレン等の塩素系有機溶剤も2000年度中には全廃の予定です。
また、本レポートの英語版発行は10月上旬に予定し、さらに当社ホームページにて日本語版・英語版の内容を、冊子発行と同時に公開してまいります。オリンパスにとって今回が最初の環境レポートの発行となりますが、来年度以降も毎年定期的に発行を予定し、環境保全活動について情報公開を進めてまいります。
当社は、環境保全活動を重要な経営課題として位置付け、1992年にオリンパス環境憲章を掲げ、全社一丸となって省エネ・省資源、廃棄物削減など環境保全活動を実施しております。環境マネジメントシステムISO14001の認証取得についても、国内の開発・製造関連の事業場においては、関係会社を含めほぼ全ての13事業場が取得を完了しています。
今後は、販売・サービスを担う国内外の事業場および海外の製造拠点を対象にISO14001認証取得を推進し、オリンパスグループ全体が一体となって環境保全活動に着実かつ積極的に取り組んで参ります。
尚、本レポート発行の他に、オリンパスでは環境に配慮した製品づくりを積極的に進めるために、独自の「化学物質利用ガイドライン※3」と「グリーン調達ガイドライン※4」を作成し、2000年4月よりグリーン調達制度を導入しました。これらのガイドラインをお取引先様に配布し、当社の環境保全活動への協力をお願いしております。
※1 GRI:Global Reporting Initiativeの略。企業全体レベルの持続可能性報告書の作成に関して、全世界で適用可能なガイドラインを立案するという使命のもと、1997年に設立された組織です。
※2 環境庁環境会計ガイドライン:企業等の環境保全への取組みを定量的に把握し公表することを目的に、環境庁が2000年3月にまとめたガイドライン。
※3 化学物質利用ガイドライン:製品及び生産プロセスに関連する有害性のある化学物質を、禁止・回避(削減)・管理の3ランクに区分し記載したもの。
※4 グリーン調達ガイドライン:環境影響の少ない製品、部品、材料等を優先的に購入するグリーン調達制度について記載したもの。
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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