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2001年 9月14日
2002年度版オリンパスカレンダー
イリュニックーいのち響きあう、極北。」
星野道夫が見つめた生命のハーモニー、アラスカ。
2002年度版オリンパスカレンダー
オリンパス光学工業株式会社(社長:菊川 剛)は、2002年度版オリンパスカレンダーを製作いたしました。来年度版は野生動物と人々が理想的ともいえるカタチで共生している極北アラスカをテーマに、アラスカの自然と動物を愛した動物写真家 星野道夫氏の銀塩写真と、デジタルカメラ<CAMEDIA(キャメディア)E-10>による現地取材画像も組み合わせるなど、カレンダー以外に写真集としても楽しめる充実した内容でお届けします。本カレンダーは、WWFジャパンにも寄贈され、頒布による収益は自然保護活動資金にあてられます。
:イニュニック」とはエスキモーの言葉で「生命」を意味します。彼らエスキモーをはじめとするアラスカ先住民の人々の意味する生命とは、人間や生き物だけをさすのではなく、自然界のあらゆる存在にも「生命」が宿るとしています。そして彼らは、それらの自然界の全てが「生命」を通して密接に繋がって調和していることにきづいていました。また、そのことわりをはっきりと示してくれるアラスカの文化や伝説。その考え方が環境問題や自然との係わりかたなど、現代に問いかける意味は大きいと位置づけ、カレンダーのテーマにしました。
今回のカレンダーは、星野道夫氏の代表的な作品をはじめ、初公開の作品も含まれた大変貴重なものです。
かねてから地球にやさしい技術の創出を目指し、環境保護の重要性を提唱してきたオリンパスは、生産プロセスにおけるオゾン層破壊物質の使用を1993年に全廃。レンズ洗浄等で使用されるトリクロロエチレン等の塩素系有機溶剤も全廃に向けて取組むなど、積極的に環境問題に取り組んでいます。また、自然の尊さを訴える広告活動や世界最大の民間自然保護団体であるWWFとも協力関係にあり、野生動物の貴重な写真を収めたネイチャーフォトカレンダーは、WWFジャパンへの協賛を始めて2002年度版で17年目となり、協賛スポンサーとして着実に実績を根づかせています。
オリンパスカレンダーはPVC(ポリ塩化ビニール)製の壁掛けフォルダーを使用せず、無公害化を図るとともに、全ページに再生紙を使用。また、各月毎に切り捨てることのないブックタイプですので、写真集として保存が可能。膨大に消費される紙資源の有効活用も考慮しました。
このオリンパスカレンダーは、WWFジャパンから一部1,400円(税別)で通信販売され、その収益は全て本委員会の活動資金として自然保護にお役立て頂いています。
WWF:世界最大の民間自然保護団体。環境教育、森林、漁業、ウェットランドの保護活動など、幅広く自然保護活動を行なっています。
・カレンダー購入に関する問合せ先:WWF ジャパン(TEL:03-3769-1722)
◎今回のカレンダー制作に関しては、WWFジャパンのほか、アラスカ大学博物館およびアラスカ大学フェアバンクス校 国際北極圏研究センターの方々にもご協力いただき、充実した内容となっております。
星野道夫氏 経歴
1952年、千葉県市川市生れ。写真で見たアラスカ・シシュマレフ村に憧れ、1973年、アラスカに渡り、シシュマレフの家族とひと夏を過ごす。1976年、慶應義塾大学卒業後、動物写真家・田中光常氏の助手を経て、アラスカ大学野生動物管理学部に留学。以後、一貫してアラスカの自然と人々を追い続け、多くの国内誌をはじめ「ナショナル ジオグラフィック」誌などに作品を発表。1986年に第3回アニマ大賞、1990年には第15回木村伊兵衛賞を受賞。写真展もアメリカ・カーネギー自然歴史博物館などで開催。1996年、惜しくも取材先で急逝したが、その仕事は透明感あふれる文章と併せて、いまなお高い評価を得ている。
関連リンク
WWF Japan
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オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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