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2002年 1月31日
ハンドヘルド超音波診断装置「SonoSite」で
“OneLook Echo”を推進
~診断の迅速化と診療の効率化で、患者のストレス軽減を図る~
オリンパス プロマーケティング株式会社(社長:高橋功、本社:東京都千代田区、以下オリンパスPM)は、同社が販売するSonoSite,Inc.(CEO:Kevin Goodwin、本社:米国・ワシントン州、以下ソノサイト社)のハンドヘルドタイプの超音波診断装置「SonoSite」シリーズのフラッグシップモデル「SonoSite180PLUS」を2002年2月より市場導入するにあたり、「SonoSite」を聴診器のように活用し、いつでもどこでも、素早くエコーで診る新しい診断のかたち“OneLook Echo(ワンルックエコー)”を医療機関に提案してまいります。
従来のエコー(超音波)検査は、外来診察室を経てから、必要により生理検査室の予約をし検査を行うため、診断結果を得るまでに数日から数週間の時間を要します。「ワンルックエコー」の考え方は、外来の際に聴診(触診)に続けて超音波検査を行うことで、すぐにその場でビジュアル情報を加味した判断が可能となるため、緊急性を伴う疾患へのいち早い対応が可能となり、トータルの診療時間の短縮が図れるようになります。患者は、その場で検査を受けられるのと医師の早い治療方針決定により、検査結果の報告を得るまでのストレスを軽減でき、病院に対する信頼感も向上することが考えられます。
将来的には、医師の1人1人が聴診器を持つように、すべての医師がハンドヘルドタイプの超音波診断装置を持ち、検査室のみならず、外来診察室や救急外来、病棟、往診などあらゆる場面でエコー検査(ワンルックエコー)を伴った診断を行うことが期待されます。
診断速度の改善
診断速度の改善フローチャート
【臨床現場(医師)のメリット:患者ケアの改善に貢献】
緊急性を要する疾患への迅速な治療方針の決定が可能
従来の聴診や触診などのPhysical exam(理学的検査)に加え、エコーによるビジュアル情報が得られることで、より的確な診断と迅速化へ貢献
理学検査で疑わしい被検者に対しその場でエコー検査ができるため、後日行う精査エコーを効率化でき、患者および医師の診察時間の軽減が可能
再診時のスムーズなフォローアップが可能
【患者のメリット:スムーズな検査フローを実現】
即座に判断できるため、的確な治療方針が選択可能
トータルの検査時間の短縮により、精神的なストレス緩和の実現
精査エコーのために院内を移動する回数の軽減
移動できない患者に対しても手軽にエコー検査の実施が可能
川崎医科大学循環器内科吉田清教授は、ワンルックエコーについて以下のように述べています。「今後、心エコー図は検査室だけではなく、外来、病棟、さらには往診などでもどこでも広く使われるようになり、すべての医師や医学生が聴診器代わりに使う時代になることが予想される。ハンドヘルドエコーの出現により診断学の現場の風景が大きく様変わりすることになろう。」
オリンパス光学工業株式会社はソノサイト社と「SonoSite」の日本国内における独占販売契約を締結し、オリンパスPMは国内総販売元として、2000年4月より医療機関への販売・マーケティング活動を実施しています。
なお、オリンパスPMでは、「SonoSite180PLUS」をラインアップし、“OneLook Echo”を提案していくことで、2002年度の「SonoSite」シリーズ全体の出荷を700台(前年比40%増)、また、2005年度には、全シリーズの出荷台数を2000台と見込みます。
オリンパスPMは、今後も患者満足度を高め、医療の質を高める商品・サービスを提供していきます。
SonoSite、SonoSite180PLUSは、SonoSite,Inc.の商標または登録商標。
オリンパスプロマーケティング株式会社(旧 オリンパス販売株式会社)は、2003年4月1日をもってオリンパス光学工業株式会社と合併いたしました。
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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