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2002年 2月26日
オリンパス光学工業株式会社
顕微鏡の海外生産・出荷を直接管理する新会社
「オリンパス・オプティカル・テクノロジー・フィリピン」を設立
オリンパス光学工業株式会社(社長:菊川 剛)は、光学機器事業における顕微鏡のグローバル最適生産の促進、並びにアジア地域の生産・調達・出荷における統括機能の強化を目的として、オリンパス光学工業(株)100%出資の新会社「オリンパス・オプティカル・テクノロジー・フィリピン(Olympus Optical Technology Philippines, Inc.)」を設立、2002年4月1日より業務を開始いたします。
現在、当社では光学機器事業部における中低価格帯顕微鏡を現地協力企業「IMO」「マコト」に生産委託していますが、生産管理、購買、技術、品質、出荷などの統括業務は当社伊那事業場にて行なっております。これら統括業務を新会社に移管し直接管理することにより、海外生産の機能強化やコスト競争力を高め、顕微鏡のグローバル最適生産を促進いたします。また、今後ますます市場拡大するアジア地域に対しても、サプライチェーンマネージメント(Supply Chain Management)の視点から効率的な生産・調達・出荷を現地にて一貫して行えるよう統括機能の強化も図ります。
2004年3月までに、現在伊那事業場で生産している中低価格帯顕微鏡(2001年度生産台数約15,000台)を、新会社の統括のもと、海外現地協力企業による生産から出荷まで順次現地移管する予定です。
新会社概要
社名 オリンパス・オプティカル・テクノロジー・フィリピン
Olympus Optical Technology Philippines, Inc.
設立年月日 2001年11月 6日
業務開始日 2002年 4月 1日
代表者 Managing Director 向山 大明(むかいやま あきら)
業務内容 顕微鏡海外生産の受発注と出荷業務、現地協力企業への技術的支援・指導・監査、高精密・高難度の加工・組み立て、近隣諸国からの部品調達及び調達先の開拓、現地技術者・作業者の教育訓練・育成 など。
資本金 6,000万円
従業員数 50名
所在地 Mactan Economic ZoneII, Lapu-Lapu City, Cebu, Philippines
電話 32-341-3160(国番号63)
FAX 32-341-3161(国番号63)
業務内容詳細
新会社「オリンパス・オプティカル・テクノロジー・フィリピン」統括下の現地協力企業の生産は、光学機器事業部における中低価格帯顕微鏡の『造』の役割を担い、伊那事業場においては、ハイテクファクトリーとして高級高機能商品・戦略商品の製造や技術開発・機能強化など『創』を役割として位置付け、事業展開のスピードアップ並びに付加価値の最大化を目指します。
現地協力企業 Ina Micro Opto Co.(IMO):
社長 増田 清(所在地 フィリピン セブ島)
(株)マスダ、(有)上平精密、(株)キューズ 長野県下の3社共同経営。
中低価格帯の教育用・検査用顕微鏡の一貫生産。
Philippines Makoto Corporation(マコト):
社長 小林 隆太(所在地 フィリピン セブ島)
中低価格帯実体顕微鏡の部品およびユニット組み立て品の生産、対物・接眼レンズの生産。
その他:
材料・部品調達先10社程度(所在地 フィリピン セブ島)
技術支援 新製品の現地生産立ち上げ、自立化(材料・部品調達、加工・表面処理、組み立て、検査・品質保証、出荷まで)などをオリンパス・オプティカル・テクノロジー・フィリピンより現地協力企業へ教育・指導。
部品調達 アジア近隣諸国での材料・部品調達や調達先の新規開拓により、現地一貫生産化の実現とコスト競争力の向上。
物流 現地からの直送により日本を通さず出荷、物流ルートをシンプル化し、物流コストの削減。
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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