2002年 4月15日 |
オリンパス光学工業株式会社
テルモ株式会社 |
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オリンパス光学工業株式会社(社長:菊川 剛 以下、オリンパス)とテルモ株式会社(社長:和地 孝 以下、テルモ)は、昨年4月に締結した医療機器分野での包括的な業務提携による協業の第一弾として、膵胆管の内視鏡的処置に使用される消化器内視鏡用ガイドワイヤ※1「ディスポーザブルガイドワイヤ」を協業により開発し、4月18日から日本をはじめ、世界各国の医療機関向けに順次発売します。2002年度売上目標は4億円です。 | ||
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消化器内視鏡用のガイドワイヤは、口から十二指腸まで挿入した内視鏡の中に通して使われます。例えば胆石の除去などの際に、胆管の入口である乳頭から治療用処置具(パピロトミーナイフ※2やバルーンカテーテルなど)をガイドワイヤにそわせることでスムーズに目的部位まで導くことができます。欧米では約10年前から、日本では約3、4年前から膵胆管処置における重要な器具となっており、全ての手技の基本となる命綱的な役割を担っています。 | ||
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市場導入の背景 | ||
今回の「ディスポーザブルガイドワイヤ」に関しては、商品企画をオリンパス、テルモ両社で行い、開発・製造をテルモ、販売をオリンパスが担当いたします。これは内視鏡領域においてはオリンパスが、ガイドワイヤにおいてはテルモがそれぞれ世界的に高い技術力とシェアを有しているという両社の強みを、最大限に活用できるためです。
今後両社は、消化器内視鏡用ガイドワイヤの世界市場に、お互いの強みを生かした国際競争力のある商品を投入することで積極的な販売展開を図ります。さらに今回の消化器科領域をはじめ、心臓血管外科、泌尿器科領域において、患者さんの苦痛や身体的負担を軽減する低侵襲診断・治療の機器開発を協同で行い、次世代の医療へ積極的に貢献していきます。 |
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商品の主な特長 |
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両社の概要 | |||||||||||||||
オリンパス光学工業株式会社の概要 | |||||||||||||||
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オリンパスは1950年、世界で初めて胃カメラを開発して以来、直接体内を観察できるファイバースコープ、ビデオスコープを開発。現在は、診断にとどまらず、種々の治療を行うための処置具や治療機器の開発まで幅広く事業を展開し、内視鏡においては世界一の技術とシェアを有し、各種疾患の治療やがんの早期発見に貢献しています。 | |||||||||||||||
テルモ株式会社の概要 | |||||||||||||||
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テルモはディスポーザブル医療器具や栄養・輸液剤などで、国内外で高いシェアを持っています。また、血管造影用ガイドワイヤでは世界のトップシェアを占め、血管内治療用カテーテルやステント、さらに人工心肺システムなど、先進的な医療機器で高い技術力を有しています |
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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