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2002年 8月8日
オリンパス光学工業(株)、国内販売子会社を合併
~医療・産業分野の製販一体化により、
事業スピードの向上など顧客原点思想を追求~
オリンパス光学工業株式会社(社長:菊川 剛)は、当社連結子会社で医療機器、産業機器の国内販売を手がけるオリンパスプロマーケティング株式会社(社長:高橋 功、以下 OPM社)を2003年4月1日付で合併します。

医療、産業分野は、技術革新がますます進むとともに、市場環境も大きく変化してきました。医療分野では、高齢化社会の到来、医療制度改革や急速な技術革新の進展など当社を取り巻く環境の変化が進んでいます。産業分野においても顧客企業の中国やアジアなどへの海外展開により、これまで国ごとに対応していた販売体制の見直しが急務となってきました。
このような状況から、当社では、将来にわたり強固な収益基盤を確立するために、医療、産業両カンパニーにおいて抜本的な体制強化が必要と判断し、OPM社との統合を決定しました。開発、製造から販売までを一体化することにより顧客原点の思想を追求するスピード最優先の事業展開を目指します。

今回のOPM社との統合に際しては、OPM社のメディカル部門およびライフサイエンス部門を当社医療システムカンパニーへ、またOPM社のインダストリアル部門を当社産業システムカンパニーへ移管します。その他の部門の統合を含め約800人のOPM全社員を当社に移籍します。OPM社の関係子会社は当社がそのまま引き継ぎ、OPM社における当社以外の企業との取引も引継ぎます。

当社は、社長方針である「創造的破壊と革新」をテーマに、2001年4月のカンパニー制導入や今年4月のOPM社映像部門の統合など、顧客と市場構造の急速な変化を汲み取り、スピーディに対応できる体制の構築を進めてきました。特に、デジタルカメラなどコンシューマ製品を扱う映像システムカンパニーでは統合により、迅速な意思決定のもと、一層のコスト低減を図りながら市場ニーズを的確に捉えた商品の市場投入を行うことで、今期は大幅な収益性の改善を見込んでいます。

今回の決定は、このような動きをさらに推し進め、当社の全事業領域に拡大するもので、国内で50年にわたり敷いてきた販売子会社体制を改め、2003年4月からは映像、医療、産業のすべてのカンパニーで開発、製造から販売までの一貫した事業体制を確立します。
オリンパスプロマーケティング株式会社(旧 オリンパス販売株式会社)は、2003年4月1日をもってオリンパス光学工業株式会社と合併いたしました。
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