オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、IT画像技術で世界屈指の米Purdue(パデュー)大学(学長:Dr.Martin C.Jischke/インディアナ州)と、従来のセキュリティ用カメラシステムとは異なり、個人の活動を支援する映像を中心とした全く新しい概念のユビキタスシステムを共同開発します。当システムは、人に「安心、安全、アクティビティ(知的活力)」を提供することを目的として、潜在的脅威の抽出、個人の興味の記録、環境の安全度の推定を行うセンサ群のネットワークからの情報をウェアラブル機器にフィードバックして、個人のTPO(時、場所、場合)に合わせて案内、啓発、呈示する能動的なシステムです。 |
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7年後に安全歩行ナビゲーションや高齢者生活支援をはじめとしたホーム/タウンネットワーク分野での実用化を目指すと同時に、社会インフラ整備への未来事業提案を通じて戦略的パートナーとアプリケーションの探索を実施していきます。 |
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また、パデュー大学Robot Vision Laboratory(ロボットビジョンラボラトリ)内に、オリンパス専用研究施設「Olympus Room」を設置し、未来創造研究所内のデモ設備とをネットワークで結び、国際共同開発体制を推進します。これにより、国によって異なる安心・安全の文化の違いを越えた、より知的活力にあふれた未来生活価値を創出して参ります。 |
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ヒューマンウェア:ハードウェアやソフトウェアに加えて、感性や感覚、知識などを統合し、人に役立ち、人を豊かにするための「装置・システム・ソリューション」のこと。 |
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ユビキタスシステム:ユビキタスとはラテン語で遍在するという意味。ユビキタスコンピューティングはコンピュータを遍在させるが、ユビキタスシステムは、システムが遍在する。生活や社会のいたるところにシステムが存在し、システム同士が自律的に連携して動作することにより、人間の生活をバックアップする。 |
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