2005年1月13日 | ||
オリンパス株式会社
松下電器産業株式会社 |
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オリンパス株式会社(以下、 オリンパス)と松下電器産業株式会社(以下、 松下電器)は、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラシステムの規格「フォーサーズシステム規格」に準拠したデジタル一眼レフカメラの共同開発にこのほど合意しました。今後、両社は関連する要素技術とキーデバイスを共同で開発し、ユーザーメリットの高い「フォーサーズシステム規格」の特長を十分に活かしたデジタル一眼レフカメラの商品化を推進していきます。 |
今回の合意は、急速なスピードでグローバルに拡大するデジタル一眼レフカメラ市場(注)において、オリンパスが長年培ってきた業界トップレベルの一眼レフカメラ技術と、松下電器の先進的デジタルAV技術を融合し、新しい発想で設計開発した新世代のデジタル一眼レフカメラを提供しようとするものです。 |
具体的な内容は、以下の3点です。 |
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オリンパスは、2003年10月にフォーサーズシステム1号機としてプロ向けのコンセプトで開発したE-1およびレンズ・フラッシュなどのシステム製品を発売。さらに、2004年12月普及タイプのE-300を加え、100%デジタルのコンセプトおよび世界初の超音波方式ダストリダクションシステムなどが、プロ・アマチュアを問わず広い顧客層に高く評価されています。 今回の合意により、新たな機能を搭載した新しいコンセプトのデジタル一眼レフカメラの商品化を図り、デジタル一眼レフカメラ事業のさらなる拡大と新しい映像文化の提案を行なっていきます。 |
松下電器は、2001年10月にデジタルスチルカメラLUMIX 「DMC-LC5」を発売して以来、「デジタル時代の写真文化への貢献」を掲げ、独自の技術をベースに特長ある商品を展開してきました。そして、昨年発売した「DMC-FX7」は、コンパクトサイズに、光学3倍ズームレンズ、「手ブレ補正ジャイロ」を搭載し、お客様に高く評価されています。 |
今回の合意により、松下電器は、一眼レフカメラ市場に参入し、さらに商品レンジを拡充、グローバルにシェア向上を図る「グローバル10」の実現を目指してまいります。 |
今後、両社はそれぞれの得意とする技術を十分に発揮しながら、合意内容に即して、具体的な商品化に向けて積極的に取り組んでいきます。 | ||||||||||||
(注)デジタル一眼レフカメラ世界市場の伸長予測
(オリンパス・松下電器による予測含む。台数はメーカー出荷ベース)
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フォーサーズシステム規格の概要 |
「フォーサーズシステム(Four Thirds System)※ 規格」は、デジタルカメラ本来の特性、良さを十分に活かすため、新しい発想で設計・開発されたデジタル一眼レフカメラシステムの規格です。4/3型撮像素子を採用することで、撮像素子の性能を充分に引き出すレンズ光学系を機動性の高い大きさで実現しています。また、ユーザーの利便性を高めるための標準化も考慮し、賛同メーカー間のレンズやボディのマウント情報をオープン規格とすることで、メーカー間のレンズとカメラの互換性も確保しています。なお、本規格は、2002年9月にオリンパス株式会社と米国イーストマン・コダック社が採用の合意を表明し、現在、富士写真フイルム株式会社、三洋電機株式会社、松下電器産業株式会社、株式会社シグマから本規格への賛同を得ています。 |
※' | Four Thirds(フォーサーズ):英語で4 / 3(3分の4)を意味します。 | |
会社概要 | ||||||||||||||
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