2005年 1月19日 | ||
オリンパスメディカルシステムズ株式会社
テルモ株式会社 |
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「VirtuoSaph™」 | ||||
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オリンパスメディカルシステムズ株式会社(本社:東京都新宿区、以下オリンパスメディカル)とテルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、以下テルモ)は、2001年4月に締結した医療機器分野での包括的な業務提携による協業として、冠状動脈バイパス手術※1(CABG)に使用する脚部の大伏在静脈※2を内視鏡下で剥離、摘出するEVHシステム「VirtuoSaph™」を開発、テルモが1月12日から北米、タイ、シンガポール、マレーシアで販売を開始いたしました。テルモは、順次、欧州、アジアの販売を予定しており、販売目標は2006年度で13億円を予定しています。 |
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※1 | 冠状動脈バイパス手術(CABG:Coronary Artery Bypass Grafting)
心臓の表面にある冠状動脈が、動脈硬化などにより狭窄や閉塞した際、胸部や脚から摘出した血管をバイパスとして縫合し、血流を改善する心臓手術のことです。米国では年間(約30万例)、日本でも毎年約3万例の手術がおこなわれています。 |
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※2 | 大伏在静脈
太腿の内側、皮膚のすぐ下にある静脈。 |
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「VirtuoSaph™」発売の概要 | |||||||
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「VirtuoSaph™」の主な特長 | |||
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今回の「VirtuoSaph™」に関しては、商品企画・開発をオリンパスメディカル、テルモ両社で行い、販売をテルモが担当いたします。これは内視鏡領域においてはオリンパスメディカルが、心臓外科手術領域においてはテルモがそれぞれ世界的に高い技術力とシェアを有しているという両社の強みを、最大限に活用できるためです。 | |||
今後両社は世界市場に、お互いの強みを生かした国際競争力のある商品を投入することで積極的な販売展開を図ります。心臓血管外科領域をはじめ、すでに製品展開を図っている消化器科領域、現在開発中の泌尿器科領域において、患者さんの苦痛や身体的負担を軽減する低侵襲診断・治療の機器開発を協同で行い、次世代の医療へ積極的に貢献していきます。 | |||
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参考:各社の概要 | |||||||||||||||||||||
オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | |||||||||||||||||||||
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オリンパスは、1950年に世界で初めて胃カメラを実用化して以来、直接体内を観察できるファイバースコープ、ビデオスコープを開発してきております。現在は、診断にとどまらず種々の治療を行うための処置具や治療機器、さらに内視鏡下外科手術用機器に至るまで低侵襲の診断治療事業を幅広く展開しています。2004年10月1日、オリンパスの医療事業をオリンパスメディカルシステムズとして分社化し、早期発見・治療につながる「体にやさしい医療」、高い品質や性能を提供しつづける「高い信頼性」、効率を高める製品・サービスの提供を通じた「優れた効率性」を追求し、よりよい医療の実現に貢献していきます。 | |||||||||||||||||||||
テルモ株式会社 | |||||||||||||||||||||
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テルモはディスポーザブル医療器具や栄養・輸液剤などで、国内外で高いシェアを持っています。また、血管造影用ガイドワイヤでは世界のトップシェアを占め、血管内治療用カテーテルやステント、さらに人工心肺システムなど、先進的な医療機器で高い技術力を有しています。 | |||||||||||||||||||||
2004年10月1日より、オリンパス株式会社の医療事業は、オリンパスメディカルシステムズ株式会社として分社いたしました。
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