2005年5月20日 | ||
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オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:森嶌 治人)は、消化器内視鏡と処置具の事業シナジーを活かし、膵胆管内視鏡の診断・治療をより効率的に行うために、専用の十二指腸ビデオスコープと膵胆管処置具で構成する「V-System」を開発し5月26日に発売します。 | |||
「V-System」は、複数の処置具を用いて診断・治療を行う膵胆管内視鏡手技において、処置具交換の簡便化と医師自身による処置具操作の実現を目的に開発されました。 | |||
「V-System」は、処置具交換時にガイドワイヤの固定補助機能※1を有する専用の「EVIS LUCERA十二指腸ビデオスコープOLYMPUS JF TYPE 260V」(以下、「JF -260V」)、医師自身による処置具操作や医療スタッフとの連携操作を容易にするために、スコープ操作部に処置具のハンドル部が固定できるCフックを採用した「Vシリーズ膵胆管処置具」などから構成されます。 | |||
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尚、「V-System」は、5月26日から28日までホテルニューオータニ東京で開催される「第69回日本消化器内視鏡学会総会(学会長:順天堂大学消化器内科・佐藤信絋教授)」に出展します。 |
発売の概要 | |||||||||
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主な特長の概要 |
1. | より簡便な処置具交換が可能 | ||
2. | 医師自身による処置具操作を実現 | ||
3. | 処置性が向上 | ||
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市場導入の背景 |
近年、日本の部位別癌死亡者数の第3位に位置するほど膵胆管疾患は増加し、その治療方法は、外科的な治療から患者さんのQOL向上につながる内視鏡治療への移行が進んでいます。一方、膵胆管内視鏡の診断・治療は、消化管の中でもアプローチが困難な部位であり、十二指腸まで進めた内視鏡から胆管・膵管につながる乳頭部を観察した後、乳頭内に挿入したガイドワイヤに沿わせながら複数の処置具を必要とします。ガイドワイヤを残したまま処置具を入れ替えるためには、医師と医療スタッフの連携操作が必要で、従来は手間と時間がかかっていました。 |
当社は、消化器内視鏡と処置具の事業シナジーを活かして、膵胆管内視鏡の診断・治療の時間短縮と医師や医療スタッフの負担軽減を図るために、専用の十二指腸ビデオスコープと膵胆管処置具で構成する「V-System」を開発しました。 |
主な特長の詳細 |
1. | より簡便な処置具交換が可能 |
「JF- 260V」の鉗子台にV字型の溝を設けることで、ガイドワイヤの固定により処置具交換が簡便化され、医師と医療スタッフの負担軽減と手術時間短縮につながります。 | |
2. | 医師自身による処置具操作を実現 |
スコープと組み合せた際の操作性向上を目指した「Vシリーズ膵胆管処置具」をラインアップしました。例えば、スコープ操作部に処置具ハンドル部が固定できるCフックの採用により、医師自身によるガイドワイヤ操作、送液操作、ハンドル操作を実現します。さらに、送液シース及びハンドル部の分離により、医師単独または医療スタッフとの連携でも処置具操作が可能となり、手技の効率化と医師の負担軽減に貢献します。 | |
3. | 処置性が向上 | |
「JF-260V」のチャンネル(処置具挿通管路)内径を、従来比0.5mmアップの3.7mmとすることで、「Vシリーズ膵胆管処置具」を用いた膵胆管内視鏡の治療の可能性が広がります。 | ||
商品の概要 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
1. | 「JF- 260V」の主な仕様 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2. | 「Vシリーズ膵胆管処置具」のラインアップと使用目的 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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