2005年 7月19日 | |||
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工業用ビデオスコープ「IPLEX SA II」 |
オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、高解像XGAモニタによるクリアな画像観察と、新測長システムで±3%の高精度計測を実現した工業用ビデオスコープ(電子内視鏡)システム「IPLEX SA II」、「IPLEX SX II」を7月20日から発売します。 |
当社は本製品を導入することにより、従来の単なる「見る(観察)」から、正確かつ簡単に「計測する」工業用内視鏡へ発展させていきます。 |
※1 | IPLEX SXII・IPLEX SA IIの「ステレオ計測モデル」において(当社試験による参考値) | |
発売の概要 | ||||||||
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※2 | 本シリーズには、上記製品以外にもベーシックモデル「IPLEX II」も含みます | |
主な特長 |
1. | ±3%の高精度計測を実現、「見る」から「計測する」工業用内視鏡へ |
2. | 高精細XGAモニタ搭載で、検知能力が向上 |
3. | パソコンによる本機の遠隔操作が可能(LAN経由)(IPLEX SA IIのみのオプション機能) |
主な特長の詳細 |
1. | ±3%の高精度計測を実現※1、「見る」から「計測する」工業用内視鏡へ |
オリンパスが世界に先駆けて工業用内視鏡に搭載し、どんな角度から検査物を捉えても測定を可能とした「ステレオ計測機能」※3。今回のシリーズでは、光学ユニットの改良と、計測ポイントを最大4倍まで拡大して設定できることで、±3%という高精度計測を実現し、エンジン・パイプ検査におけるクラック(小さなキズ)などの計測を、正確かつ簡単に行えるようになりました。 |
※1 | IPLEX SX II・IPLEX SA IIの「ステレオ計測モデル」において(当社試験による参考値) | |
※3 | 肉眼で距離や凹凸を判断するために視差のある2つのレンズで得られた画像情報を三角測量の原理で計測する手法。 | |
2. | 高精細XGAモニタ搭載で、検知能力が向上 |
解像力を前機種比10倍(XGA:1,024×768pixel)、さらに明るさにおける再現性の幅(ダイナミックレンジ)を拡大させた6.3インチ液晶モニタを搭載しました。検査物を高精細な画像で観察することで、大きなトラブルへと発展する可能性のあるクラック等を早期発見し、事故の未然防止に貢献します。 | |
3. | パソコンによる本機の遠隔操作が可能(LAN経由)(IPLEX SA IIのみのオプション機能) |
“現場から離れた検査のエキスパートが、遠隔操作で工業用内視鏡を用いて検査する”。IPLEX SA IIのオプションである「ネットワーク機能」が、こうした近未来的な理想の検査を実現します。 | |
この機能によって、現場のIPLEX SA IIの映像をリアルタイムで見るだけでなく、スコープ先端の湾曲や、ズーム、画像記録といった操作を、LANを介した遠隔地のパソコンからの操作ができます。検査のエキスパートのスキルや経験を生かしたチェックを、場所や時間を問わずに行うことが可能となり、人材の有効活用、事故などの危機管理対策にも対応できます。 | |
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