2006年1月26日
更新日:2006年4月 5日 |
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前面 | 背面 | |
「E-330」 | ||
「ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6」装着時 | ||
オリンパスイメージング株式会社(社長:大久保雅治)は、デジタル専用に設計された「オリンパスE-システム」のデジタル一眼レフカメラ第4弾として、レンズ交換式AFデジタル一眼レフカメラとしては世界で初めて、常時背面液晶画面でフレーミングをしながらの撮影が可能なライブビュー機能を搭載※ した「E-330」を2006年2月下旬から発売します。 |
主な特長 |
1. | 世界初 ライブビュー機能搭載※AF デジタル一眼レフカメラ |
2. | 世界初 2.5型マルチアングル高精細ハイパークリスタル液晶モニター採用※ |
3. | 新開発 高画質750万画素4/3型Live MOS センサー搭載 |
今回発売する「E-330」は、従来、一眼レフカメラでは難しいとされていた、常時背面液晶画面を見ながらフレーミングができるフルタイムライブビュー機能を搭載した、世界で初めてのレンズ交換式AFデジタル一眼レフカメラです。「E-300」で採用したポロミラー方式のファインダー光学系内に、液晶表示用専用のCCDを撮像センサーとは別に装備することでこの機能を実現しています。また、ライブビューならではの自由な撮影アングルを可能とするため、「E-500」でご好評頂いているクラス最大のハイパークリスタル2.5型液晶モニターを、上下方向に角度を可変できるマルチアングルタイプとして搭載しています。さらに、撮像センサーでのマクロライブビュー機能を実現するため、新開発の高画質750万画素4/3型 Live MOS センサーを採用しました。 |
「E-330」は、一眼レフカメラ特有の優れた機動性、操作性、信頼性、そして高画質という魅力を持ちながら、一眼レフカメラの宿命であったファインダーを覗くという行為から撮影者を解放し、従来どおりファインダーを覗きながらのフレーミングが可能なことに加え、ローアングル撮影やハイアングル撮影など、ファインダーを覗きながら撮影することが極めて難しかった様々なアングルから、思いのままの作画が自由自在に行える、これまでにない新しい撮影スタイルを提供する革命的なAFデジタル一眼レフカメラです。 |
発売の概要 | |||||||||
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※ | フルタイムライブビュー レンズ交換式AFデジタル一眼レフカメラにおいて | |
開発の背景 |
2002年にオリンパスは、従来の銀塩フィルムの一眼レフカメラをベースとしたシステムとは一線を画す画質と性能を実現する為、デジタル一眼レフシステムに最も適した「フォーサーズシステム(Four Thirds System)規格」を提唱しました。2003年10月にプロフェッショナル向けに初代「E-1」、2004年12月には普及型の「E-300」、2005年11月には世界最軽量ボディの「E-500」というデジタル一眼レフカメラ3機種を発売、さらにデジタル専用に設計された「ZUIKO DIGITAL」レンズ群15本を揃え、「オリンパスE-システム」を拡充しながら開発思想を具現化してきました。 |
今回の新製品「E-330」は、一眼レフカメラの「見たままを撮る・撮るままを見る」という本来的な魅力を、もっと楽しく気軽に使いたいという要望を持つ幅広いユーザーの方々に楽しんでいただくため、一眼レフカメラの持つ正確なフレーミングやフォーカシングの魅力を、コンパクトデジタルカメラのもつ気軽さと使い勝手にまとめあげることを狙いに開発された製品です。特にコンパクトデジタルカメラに慣れ親しんだ方々が、はじめてデジタル一眼レフカメラを手にしたとき、最初に戸惑うのが背面液晶を見ながらのライブビュー撮影がデジタル一眼レフカメラではできない、という点でした。従来のデジタル一眼レフカメラでは、撮像センサーの前にメインミラーが配置されているため、ライブビュー撮影は実現困難な機能とされてきたのです。 |
そこで、今回発売する「E-330」では、前機種「E-300」で採用したポロミラー方式のファインダー光学系内に液晶表示用専用のCCDを、撮像センサーとは別に装備することで、可動式背面液晶を見ながらのフレーミングを実現。それにより、コンパクトデジタルカメラのように背面液晶を見ながら、気軽に高性能なデジタル一眼レフを使いたいというデジタル一眼レフ初心者の方々から、光学ファインダーを覗いての従来どおりの撮影スタイルはもちろん、無理な撮影姿勢を強いられていた両手を伸ばした高い位置からのハイアングル撮影、地面すれすれからのローアングル撮影や、ピント合わせや確認が難しいマクロ撮影をたやすく行いたいという上級者の方々にも幅広くご満足頂ける製品となりました。「E-330」は、デジタルならではの魅力を満載し、一眼レフの撮影スタイルそのものを変える画期的なデジタル一眼レフカメラです。 |
主なアクセサリー |
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主な特長について |
1. | 世界初 ライブビュー機能搭載※ AFデジタル一眼レフカメラ | |||||||
1) | フルタイムライブビュー(Aモード)
従来、デジタル一眼レフカメラでは、撮像センサーの前にメインミラーが配置されるという構造上の問題から、コンパクトカメラのように背面液晶モニターを見ながら撮影するというライブビュー機能は、実現困難とされており、いくつかの機種で、「白黒で30秒間」や「画面中心の一部を拡大」など、ごく限定的な機能として用いられていただけでした。 今回、「E-330」に搭載されたライブビュー機能は、フルタイムで背面液晶モニターを見ながらフレーミングを行い、AF一眼レフならではの素早く正確なAFを用いた撮影が簡単にできるという、デジタル一眼レフカメラでは世界初の機能です。この機能は、「E-300」で採用したポロミラー方式のファインダー光学系内にフルタイムライブビュー専用のCCDを装備することで実現しました。この専用CCDで受けた信号を液晶モニターに表示することにより、従来のダハタイプの一眼レフでは困難と言われていた、AFとライブビューの両立を可能としています。 |
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2) | マクロライブビュー(Bモード)
従来、マクロ撮影ではその被写界深度の浅さから、撮影意図通りのピント合わせは大変困難で、ピントを少しずつずらしながら複数枚撮影するということが行われていました。今回搭載した、ミラーアップを行い撮像センサーからの信号を背面液晶に表示する「マクロライブビュー機能」を使用すれば、構図の中からピントを合わせたい部分を任意に選択し、10倍に拡大して見ることが出来るので、マニュアルフォーカスでのピント合わせをいとも簡単に行うことができます。 |
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3) | ライブプレビュー機能搭載
これまでの一眼レフカメラのプレビュー機能は、絞り込んだ状態で入ってくる光をファインダーを覗いて、被写界深度を確認するという方式で、ファインダー内は暗く、視認性に優れているとは言えませんでした。「E-330」に搭載した「ライブプレビュー機能」は、絞り込んだ状態での画像を液晶モニターにプレビュー表示。その際、暗い画面を自動的に感度アップすることで、液晶上では明るい状態で被写界深度を確認することができます。(プレビュー機能はドライブボタンへのカスタム設定。プレビューBを選択すると、Bモードでのライブビューが可能となります) |
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2. | 世界初 2.5型マルチアングル高精細ハイパークリスタル液晶モニター採用※ |
「E-500」でご好評を頂いているクラス最大2.5型の21.5万画素ハイパークリスタル液晶モニターは、視野角が広く、明るい場所でも視認性に優れ、再生画像を写真画質で鑑賞することが出来ます。
「E-330」では、撮影用モニターとしてライブビューならではの自由な撮影アングルを実現するため、下方向に45度、上方向に90度、角度を可変できるマルチアングルタイプとし、ハイ/ローアングルでも無理な姿勢をとることなく、手軽に自然な構えで撮影することができます。さらに、屋外での日中の撮影時の視認性も向上しています。 |
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※ | フルタイムライブビュー レンズ交換式デジタル一眼レフカメラにおいて | |
3. | 新開発 高画質750万画素4/3型Live MOS センサー搭載 |
「E-330」では、「E-1」「E-300」および「E-500」で採用してきた静止画専用のフルフレームトランスファー型CCDに代わり、ライブビュー撮影を実現するため、新開発の750万画素4/3型Live MOS センサーを採用しました。このセンサーは、従来のCMOSセンサーの約1.4倍(当社調べ)の受光部面積を持ち、ダイナミックレンジが広く階調豊かな画質を実現しながら、フルフレームトランスファー型CCDに対し、消費電力を約50%削減しています。
また、5Vの低電圧で動作をする専用のプロセス技術により、低ノイズ化を達成するとともに、フォトダイオードをシリコン深部に埋め込んで、シリコン表面に存在するノイズ発生源から遮断することで、暗い場所で撮影した場合に生じやすい白点状の画像欠陥やザラツキが抑制されたクリアな画像を得ることができます。 |
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その他の特長について |
● | 「オリンパスE-システム」にて高い支持を受けた「ダストリダクションシステム」と「デジタル専用設計」 | |
・ | 「E-1」「E-300」、および「E-500」での実績により、プロの方々から一般ユーザーの方々に至るまで高い支持と信頼性を得た「ダストリダクションシステム」を継承し搭載しました。レンズ交換式一眼レフがデジタル化されて初めて顕在化したゴミの写り込み問題を、独自のスーパーソニックウェーブフィルター(SSWF:超音波防塵フィルター)による「ダストリダクションシステム」で解決しました。ゴミの写り込みを心配すること無く、一眼レフの醍醐味であるレンズ交換を安心して楽しんで頂けます。 | |
・ | 「デジタル専用の設計思想」の下「ZUIKO DIGITAL」レンズ群との組合せにより、高画質・高性能そして安心感を提供しています。 | |
● | デジタル一眼レフ最多※31種類の豊富な撮影モード |
「E-500」で採用した撮りたいシーンを選択するだけでそのシーンに応じた最適な露出や撮影パラメータが自動的に得られるカメラまかせの「シーンセレクトモード」をさらに強化しました。
・ 水中での近距離撮影で色の鮮やかさを向上させ、青を引き締める「水中マクロモード」 ・ 水中での景観撮影で中央重点AFに切り替え、色を鮮やかにし、青を引き締める「水中ワイドモード」 ・ ISO感度を自動的に高めて高速シャッターを切り、手ブレや被写体ブレを軽減する「ぶれ軽減モード」 ・ マクロ撮影で落ち気味になるコントラストや彩度の向上とシャープネスの最適化を行う「ネイチャーマクロモード」 ・ ライブビューならではの最高10コマ連続のパノラマ撮影が可能な「パノラマモード」(オリンパスxD-ピクチャーカード専用) の5つのモードを新たに設け、合計20種類のシーンセレクトモードを搭載しています。 また、一眼レフカメラで必須の「プログラムAE」「シャッター優先AE」「絞り優先AE」「マニュアル露出」の4つの露出モード、更に「ポートレート」「風景」「スポーツ」など7つの代表的な「シーンプログラムAE」を大型モードダイヤルからダイレクトで選択できます。デジタル一眼レフカメラとしては、最多※31種類の撮影モードを有し、より広いユーザー層に満足頂けます。 |
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※ | 2006年1月26日現在、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラにおいて | |
● | 正確な露出を実現する49分割測光センサーを搭載 |
「E-500」でご好評頂いている49分割測光センサーを搭載。低輝度測光時はアクティブ・ピクセル方式を、高輝度測光時には積分アンプを使用するハイブリッド測光方式を採用することで、49エリアの多分割数でも広い測光ダイナミックレンジを確保し、高速で正確な測光が可能となっています。 | |
● | スポット測光ハイライト/シャドーコントロール機能 |
「測光モードは49分割AEセンサーによるデジタルESP測光(評価測光)・中央部重点平均測光・スポット測光に加え、往年のフィルム一眼レフカメラ「オリンパスOM4」で好評頂いたスポット測光 ハイライト/シャドー コントロール機能を搭載しました。ハイライトコントロールでは、結婚式での新婦のウェディングドレスを印象的な純白に、また、シャドーコントロールでは、新郎のタキシードを引き締まった黒になるよう露出量を決定します。 | |
● | 5種類の仕上がりモード搭載 |
sRGB、AdobeRGBの2種類のカラー設定に加えて、ビビッド(デフォルト)/ナチュラル/フラット/モノクロ/セピアの5つの仕上がりモードを搭載しています。さらに、モノクロ/セピアには、フィルター効果(赤、橙、黄、緑)、調色(セピア、青、紫、緑)機能を追加し、より高度で多彩なモノトーン撮影が可能となっています。 | |
● | 多彩なWB機能と使いやすいワンタッチホワイトバランスボタン搭載 |
ホワイトバランス設定は「オート」のほか、それぞれ微調整可能な「プリセット」、「カスタム」機能を設け、さらに複雑な光源状況でも確実にバランスがとれる「ワンタッチホワイトバランス機能」を搭載。「ドライブボタン」に「ワンタッチホワイトバランス機能」をカスタマイズで割り当てることにより、まさにワンタッチでの操作が可能です。 | |
● | 豊富なブラケット機能 |
「露出ブラケット」「WBブラケット」に加え、フラッシュの光量を変えて複数枚撮影する「フラッシュブラケット」、フォーカス位置を変えて複数枚撮影する「MFブラケット」を搭載することで、より難しい撮影状況でも確実なベストショットを押さえることを可能にしています。 | |
● | 大画面液晶ならではの見やすく充実した情報表示 |
2.5型大型液晶モニターは、「スーパーコントロールパネル」として撮影設定情報の表示も可能です。大きな文字で情報を表示する「かんたんモード」とより多くの情報を表示する「詳細モード」の切り替えができ、配色も2種類から選択できます。
ライブビュー使用時には、作動しているライブビューの種類が表示され、OKボタンを押すことで半透過の状態で「スーパーコントロールパネル」を表示することも可能です。 |
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● | ライトボックス再生機能を搭載 |
「E-500」に初めて搭載して好評の、複数画像比較に便利なライトボックス機能を、「E-330」にも搭載しました。この機能により2.5型の大画面液晶モニター上で拡大した2画面を並べての比較が可能となり、ベストの画像を容易に選定することができます。 | |
● | 高速高性能フォーカシング |
高性能3点位相差AFセンサーにフォーカシングポイントを示すスーパーインポーズを採用しました。シングルAF(S-AF)、コンティニュアスAF(C-AF)から、シームレスにマニュアルフォーカス(MF)に移行が可能です。またメニューでAE-Lボタンをカスタマイズ設定すれば親指でのAF起動も可能となり、高速高性能フォーカシングを自由に操れます。 | |
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