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2006年6月29日

「オリンパス社会環境報告書2006」を発行

~事業活動を通したCSR活動を中心にご報告~

オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、このたびオリンパスグループの企業としての社会的責任(CSR)に関する理念・方針や2005年度における環境保全活動や社会貢献活動などの実績をまとめた「オリンパス社会環境報告書2006」(日本語版・全58ページ)を発行しました。今年度は、社員が事業活動を通して行っているCSR活動を中心に、より具体的にご報告しています。また、ウェブで詳細情報を掲載するなど、読者の個別ニーズに対応する工夫をしています。8月末には、英語版と中国語版を発行する予定です。

「オリンパス社会環境報告書2006」の特徴と主なトピックは以下の通りです。

  • オリンパスグループ企業行動憲章の骨子である、「企業活動の方針」「人との関わり」「環境との調和」「社会との融合」に沿った構成になっています。
  • オリンパスグループの考え・経済・社会・環境活動をわかりやすく知って頂くため、「報告書ダイジェスト」で概要をまとめています。さらに「特集」では、オリンパスのCSR理念を体現している具体的事例を社員の声とともに紹介しています。
  • 2005年度の主な社会的活動実績
    (1)社外取締役2名を選任。
    (2)コンプライアンス室を設置。
    (3)個人情報保護に関して全従業員を対象とするE-ラーニングを実施。
    (4)法令順守、人権、労働基準、環境への配慮を重視するCSR資材調達方針を制定。
    (5)国際的な試験所認定規格ISO17025を取得。
    (6)高年齢者を有効に活用する制度の改訂および体制の整備。
    (7)従業員の健康増進のため「オリンパス健やか21」の展開を開始。
  • 2005年度の主な環境活動実績
    オリンパスグループの「モノづくり」の流れに沿って、2005年度の活動実績を説明しています。
    (1)環境配慮製品「オリンパスエコプロダクツ(ISO 14021タイプII環境ラベルを参考)」 に25製品を認定し、市場に導入。 (2)非エネルギー系温室効果ガス※1の削減に取り組み、ほこりの除去に用いているスプレー缶を、温暖化係数の低い物質に代替し、約1,000t-CO2を削減。
    (3)物流での環境配慮に取り組み、積載率向上、モーダルシフトによりCO2を削減。
    (4)埋立量削減、リサイクル率向上を目指した各生産の工程改善による資源有効活用。
    (5)ISO14001認証取得をグローバルに推進し、Olympus Medical Equipment Services America Inc.(米国)とOlympus Optical Technology Philippines, Inc.(フィリピン)で新たに認証取得。
    (6)2006年度以降5年間の環境経営の基本計画である「06環境基本計画」を策定。
※1 非エネルギー系の温室効果ガス:メタンやフロン類など、それ自体の大気への放出がそのまま温暖化に繋がるものを指します。身近な例では、代替フロンを使ったほこり飛ばし噴射剤(スプレー缶)があります。

オリンパスは1994年から「Social IN(ソーシャル・イン)※2」を経営理念とし、社会と融合し社会と価値観を共有しながら、社会に価値を提案する「価値創造企業」を目指しています。 2006年4月からCSR・コンプライアンス・危機管理などを統括するCSR本部に加え、環境・品質を統括する品質環境本部を設けることで、グループ全体での社会的責任への取り組みを促進しています。今後も報告書やウェブを通してお客さま、株主の皆さまなど多くの関係者とのコミュニケーションを図ってまいります。

※2 Social IN:「社会との融合 INvolvement」、「社会との価値観の共有 INsight 」そして「新しい価値の提案 INspiration」を意味するオリンパスの造語です。
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