2006年7月24日
オリンパス、ドイツ・エボテック社の
1分子蛍光分析技術の特許と技術ノウハウを取得
~イメージング技術に加え、将来のバイオ事業を支えるセンシング技術を獲得~
オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、EVOTEC Technologies GmbH(エボテック社、ドイツ・ハンブルグ/ CEO:Carsten Claussen)が保有する1分子蛍光分析技術の特許と技術ノウハウを取得いたしました。1分子蛍光分析技術は、生体分子同士や、薬剤候補物質との相互作用を解析し、薬の開発や病気のメカニズム解明に役立つ重要な技術です。これにより、当社は、コアコンピタンスであるイメージング技術に加えて、将来のバイオ事業を支えるセンシング技術(解析・計測等)を獲得し、創薬市場やバイオベンチャーへのアプローチを加速し、臨床応用への取り組みを強化いたします。
当社とエボテック社は、創薬研究や病気の原因究明に代表されるタンパク質の機能解析を目的に、1分子蛍光分析の共同開発を行っており、2002年に1分子蛍光分析システム「MF20」を発売いたしました。「MF20」は、さまざまな研究機関や企業で使用され、高い評価を頂いています。今回、当社は、短期的にはバイオ事業の主力製品である1分子蛍光分析システムの事業展開の安定化、長期的には将来のバイオ事業を支える重要なセンシング技術の獲得を目的に、エボテック社が保有する特許と技術ノウハウを取得しました。
1分子蛍光分析技術 (詳細は、参考資料をご参照下さい)
共焦点レーザー光学系により、1000兆分の1リットルという超微小領域で生体構成分子の動きを捉え、揺らぎ(分子の動きのスピードや移動幅)を測定することで、分子量や大きさ、相互作用の解析を行う技術。生体分子同士や薬物候補物質との相互作用が解析できるため、薬の開発、病気の解明に役立ちます。
EVOTEC Technologies GmbHの概要
住所 | Schnackenburgallee 114, 22525 Hamburg, Germany |
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CEO | Dr. Carsten Claussen |
設立 | 2002年 |
従業員 | 80名 |
事業内容 | 自動細胞生物学における付加価値の高い技術に焦点をあて、自動化技術とハードウェア、ソフトウェアおよびバイオモジュールを組み合わせることで、最先端の自動細胞解析を提供しています。 |
URL | www.evotec-technologies.com |
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