「蔵衛門(くらえもん) 御用達7」シリーズの主な新機能の詳細

1　電子納品基準案

1.1　新基準（機械設備工事編H18.3)対応
国土交通省　機械設備工事編（18年3月）に対応、以下の要領（案）の対応を追加。
国土交通省　設計業務等の電子納品要領（案） 機械設備工事編 H18.3
国土交通省　工事完成図書の電子納品要領（案） 機械設備工事編 H18.3

1.2　農水省写真基準H17.4変更対応
農水省　電子写真データの作成要領(案）H17.4のH18.4正誤表へ対応

《基準案変更内容》
写真管理項目の撮影年月日を「条件付き必須項目」から「必須」項目に変更。ただし、DTDは現状通り「条件付き必須項目」の”PHOTO03.DTD”を使用。平成18年4月1日以降に契約を締結する直轄工事・業務から適用。

《農水写真基準H17.4を採用する工事基準名称》
農林水産省　設計業務等の電子納品要領（案） H17.4
農林水産省　設計業務等の電子納品要領（案） 電気通信設備編 H17.4
農林水産省　設計業務等の電子納品要領（案） 機械設備工事編 H17.4
農林水産省　工事完成図書の電子納品要領（案） H17.4
農林水産省　工事完成図書の電子納品要領（案） 電気通信設備編 H17.4
農林水産省　工事完成図書の電子納品要領（案） 機械設備工事編 H17.4

【注意事項】
H18.4.１以降の契約締結工事とあるが、工事開始日のチェックは行なわない。（国交省写真基準H18.1も工事開始日のチェックは行なっていない）

1.3　撮影年月日必須化追加対応
国交省デジタル写真管理基準案H18.1、農水省電子化写真データ適用要領H17.4の採用基準案に対して、撮影年月日の自動登録機能を追加。

1.4　NEXCO新基準対応
ネクスコ（旧日本道路公団）からH18.7に発表された基準案『工事記録写真撮影要領（18年７月）』に対応。従来の『工事記録写真撮影要領　工事編14年12月』を変更する事で実現。

【変更内容】
名称変更対応　　　　･･･組織変更に伴い名称を変更。『（旧）日本道路公団』⇒『ネクスコ』
撮影年月日必須化　・・・他基準と同等のチェック
写真ファイル仕様変更・・・EXIF2.1以上、Pixel数/ファイルサイズ制限

【注意事項】
・旧バージョンで『工事記録写真撮影要領H14.12』として作成された本棚データは、本バージョンではH18.7基準として扱う。
・『工事記録写真撮影要領 工事編H14.12／施設編H16.4』基準の納品データを、電子納品入力機能で読み込む機能は維持。

2　御用達本体

2.1　共有管理（Professional版のみ）
ジョイントベンチャー対策として、別ライセンスで同一の共有本棚を管理した場合に、各ライセンス数分の端末が共有できるように共有本棚の管理方法を以下のように変更。
・共有管理情報を、シリアル番号/端末名で管理。
・Professional版1ライセンスでも共有可能とした。
・共有管理ファイルのバイナリ化（エディタ等で修正できないようにした）

2.2　データ整理
画像取込み時のサポート機能を強化。画像管理プログラムを起動できるようにし、画像管理プログラムにて分類された写真一覧から画像を取込めるようにした。システム設定において、関連付けされたプログラムの設定項目を追加。

2.3　アルバム収納ボックス
大量のアルバムデータがある場合、アルバムをグループ化し、管理できるようにした。アルバムをグループ化する為の、アルバム収納ボックス作成機能を追加。メニューよりアルバム収納ボックスを作成後、本棚上のアルバムをボックスに格納(取出し)操作を行うことにより、グループ化し管理できるようにした。

2.4　アルバムファイル
アルバムファイル(XXXXX.ABM)に、写真整理情報(Kphotoinf.ini)を保存し、読みこみ時に写真整理ツールに反映。また旧バージョン互換の為、御用達5、6形式のアルバムファイルでの保存を可能にした。

2.5　下位互換
本棚の保存ファイルを下位の御用達バージョン（御用達5、6）で読み込めるようにした。

2.6　画像改ざんチェック支援
JPEGファイルに付加されている、Exif情報のチェック機能を追加。

2.7　ビューワ機能拡張
ビューワ出力結果に、工事関係の機能を追加。
・工事情報/工事写真情報の表示切替対応
・工事写真情報の印刷対応

2.8　レイアウト一括変更
本棚に格納されているアルバムのレイアウトを一括で変更できるようにした。新規メニューを追加し、メニュー選択時に『レイアウト一括変更』ダイアログを表示し選択したレイアウト／台紙を本棚内の全アルバムへ反映。

2.9　フォント指定
1)アルバムのフォントに関する設定をアルバム単位とした。
2)アルバム基準フォント拡大（MSゴシック8pt→MSゴシック10pt）

2.10　テキスト編集メニュー 「フレームの設定」ダイアログの文章タブの入力欄で、マウスの右クリックした場合に編集メニューを表示。（『編集メニュー』コピー、切り取り、貼り付け）

2.11　ツリービュー
ツリービュー表示にて、サムネイル画像のサイズ変更(大中小3段階)を可能にした。

2.12　バリアフリー

3　工事写真台帳印刷

3.1　アルバム拡大率により印刷イメージ差異
『アルバムを拡大・縮小された場合に文章も拡大・縮小する』にチェックされていた場合、以下の変更を追加。
1）　アルバム拡大率を変更した場合でも、アルバム表示上の文章の折り返し位置を一定にした。
2）　工事写真台帳印刷にテキスト欄の表示にアルバム拡大率を加味した。

3.2　撮影日印刷
工事写真台帳印刷において、画像に撮影年月日を印刷可能にした。『工事写真台帳印刷．．．』のダイアログに設定項目を追加。

3.3　印刷設定保持
印刷設定の状態を本棚ごとに保持出来るようにした。印刷設定画面終了時に、設定内容を本棚設定ファイル(bksprof.dat)保存するようにした。（保存タイミングを変更）

3.4　プレビュー画面拡大処理
『工事写真台帳印刷．．．』ダイアログのプレビュー表示を拡大できるようにした。ダイアログを可変にし、プレビュー自体が大きくなるようにする、ダイアログに最大化ボタンを付ける

4　電子納品支援ツール

4.1　打合せ簿写真シリアル番号設定対応
支援ツールの『登録メニュー』-『打合せ簿』-『関連資料』の登録において、「区分」でシリアル番号が選択された場合、電子納品出力時の写真シリアル番号と対応させるようにした。
『打合せ簿』-『関連資料』においては、「区分」「写真(図面)ファイル名」を登録。
※現行、「区分」が’シリアル番号’の場合、シリアル値での管理をファイル名での対応に変更。 「区分」が、シリアル番号で登録されたものは、電子納品出力時に写真情報で付けられるシリアル番号を、『関連資料』の写真ファイル名にて取得し、『打合せ簿』-『関連資料』の’シリアル番号’とし出力。

4.2　その他のサブフォルダ対応
支援ツールの『登録メニュー』-『その他』の’その他サブフォルダ’登録においてその他サブフォルダ(ORGnnn)内に’サブフォルダ’を追加可能にした。その他サブフォルダ作成時、ファイル単位の指定を’フォルダ’選択も可能。
【注意点】 追加するサブフォルダの’フォルダ名’のみ指定とし、サブフォルダ内のファイル、フォルダについては、管理(ファイル名命名規則等)は行わない。納品出力時に、指定したフォルダ名の内容を参照し、データ出力するものとした。

4.3　発注図面情報の取込み機能追加対応
支援ツールの『発注図面』において、電子納品データより図面情報を取得し一括で登録を可能にした。『発注図面』において、’電子納品データ取込み’機能を追加し、『発注図面』の共通情報及び『図面情報』を、電子納品データより自動で取込む。

4.4　メディア分割
電子納品支援ツールで作成した写真以外の納品データが、指定容量を超えていた場合に電子納品データ出力時にメディア分割するようにした。

※御用達6では、指定容量を超えた場合はエラーとなる

5　EXCEL連携

5.1　写真のサムネイル表示
『工事写真情報一括登録』において、写真のサムネイル表示を追加。対象アルバムを本棚ウィンドウ選択中のアルバムに変更。

5.2　テキスト入力支援
EXCEL連携において写真の’文章’も一括登録可能にした。新たに写真文章一括登録のEXCELの作成を追加し、一覧より一括編集を可能にした。

6　マスタ関連

6.1　マスタ分割
コードデータファイル(CODE.MDB)を分割。