2007年3月5日
「オリンパスE-システム」 レンズ交換式デジタル一眼レフカメラボディのラインアップ展開
および 交換レンズ群の開発について
オリンパスイメージング株式会社(社長:大久保雅治)は、「フォーサーズシステム規格」に準拠した「オリンパスE-システム」のレンズ交換式デジタル一眼レフカメラボディのラインアップとして、本日発表します。
• 超小型軽量サイズを実現し、携帯性を重視した「E-410」
• センサーシフト式手ぶれ補正機能を搭載し、さらなる高機能性を重視した「E-510」
• 現在開発中の、プロユースにも耐えられる高信頼性を有する「E-1」後継機
による、3系列のラインアップを確立していきます。全機種に、背面液晶を見ながら構図が決められる「フルタイムライブビュー機能」を搭載し、デジタル一眼レフ入門者からプロフェッショナルまで幅広いユーザー層に応えていきます。そして、現在開発中の「E-1」後継機は、「高画質」「高機動性」「高信頼性」という「E-1」の優れた特徴を継承しながら、大幅な性能と機能強化を図ったもので、プロユーザーのニーズに応えるフラグシップ機として、2007年年内の発売を予定しています。
また、「フォーサーズシステム規格」準拠の交換レンズとして、AFシステムに新開発の超音波駆動方式SWD(Supersonic Wave Drive)を搭載した3本のレンズを含む計4本のレンズと、倍率2倍のテレコンバーターの開発を進めています。これらの交換レンズ群は、本年以降、順次発売を予定しています。
なお、本開発製品群は、3月8日から11日まで、米国・ラスベガスで開催される「PMA 2007トレードショー」(PMA 2007 International Convention and Trade Show)、3月22日から25日まで、東京ビッグサイトで開催される「フォト イメージング エキスポ2007」(略称:PIE2007)に参考出品します。
開発製品の概要
カテゴリー | 製品名 | 発売予定時期 | 希望小売価格 |
---|---|---|---|
レンズ交換式
デジタル一眼レフカメラ |
「E-1」後継機(名称未定) | 2007年年内 | 未定 |
交換レンズ | ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD
ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWD ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm F4.0-5.6 |
2007年以降順次 | |
テレコンバーター | ZUIKO DIGITAL 2.0x Teleconverter EC-20 |
オリンパスは、2003年秋発売の「E-1」により、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ市場に参入しました。以降、「100%デジタル専用設計」思想による高画質、今やデジタル一眼レフには必須の機能となった「ダストリダクションシステム」による高信頼性を商品開発の基本として、計5機種のカメラボディを発売し、世界各国の市場から高い評価を得ています。また、「フォーサーズシステム規格」を採用したズイコーデジタル交換レンズ群は、2003年秋の発売以来、着実にラインアップを拡充してきました。現在17本の交換レンズおよびテレコンバーターレンズ、エクステンションチューブを揃え、その販売本数も全世界で累計100万本を超えるまでに成長を続けています。
2006年秋にドイツ・ケルンで開催された「フォトキナ2006」において、当社は、『2007年以降、「オリンパスE-システム」は第2章へと歩を進め、一眼レフカメラがデジタルでさらに進化する革新的な機能の開発とともに、ボディラインアップの確立と、レンズ、アクセサリーの更なる充実を目指す。そのボディラインアップの核となるのがフラグシップ機となる「E-1」後継機である。また今後、様々なジャンルで、「オリンパス E-システム」だから撮れるシーンをサポートできるレンズ群、アクセサリー群も継続的に導入していく』との宣言をご紹介しました。Eシリーズ第2章においては、先にあげた「100%デジタル専用設計」、「ダストリダクションシステム」に加えて、「フルタイムライブビュー機能」の搭載を土台に据えて、「E-410」、「E-510」、そして今回開発発表する「E-1」後継機からなる3系列のラインアップを確立し、プロフェッショナルユーザーのみならず、デジタル一眼レフカメラを欲する全てのユーザーに対して、プロニーズに応えられる高画質・高信頼性と、一眼レフに新たな可能性を切り開く「フルタイムライブビュー機能」を提供していきます。これにより、「ライブビュー」ならではの、液晶画面を見ながらの気軽な撮影や、ハイ/ローアングルなど、構図にこだわった表現による新しい作品づくりを全機種において可能にします。
「E-1」後継機は、その第2章の、まさにラインアップの核として、現在開発しているものです。この「E-1」後継機は、「E-1」の持つ優れた特徴を継承しつつ、さらに機能強化を図り、過酷なプロユースに応える堅牢性、スペック、システムの拡張性を備えるべく、2007年年内の発売に向けて現在開発を進めています。
さらに、今回、開発発表する交換レンズ群は、世界最速レベルのAF駆動を実現するために開発された革新的な独自技術による超音波駆動方式SWD(Supersonic Wave Drive)の搭載や、「フォーサーズシステム規格」のもつメリットの一つである小型超望遠領域を充実させる商品群の追加など、『「オリンパス E-システム」だから撮れるというシーンをサポート』するため、継続的に開発を進め、順次発売していきます。
各製品の主な特長
- レンズ交換式デジタル一眼レフカメラのフラグシップ機
「E-1」後継機(名称未定)
「フォーサーズシステム規格」に準拠したプロユースに応える本格仕様のレンズ交換式デジタル一眼レフカメラです。「フルタイムライブビュー機能」を搭載しています。その他の仕様の詳細については、2007年年内の発表を予定しています。 - 高速AF駆動、SWD(Supersonic Wave Drive)を搭載した新レンズ3本
新開発の独自技術による超音波駆動方式SWDを搭載し、超高速・超高精度かつ静粛なAFシステムを実現します。E-1後継機との組み合わせにより、世界最速レベルのAF駆動を目指します。また、メカニカルマニュアルフォーカス機構を取り入れることにより、レスポンスのよい、快適なピントあわせを実現します。
「ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm(24-120mm) F2.8-4.0 SWD」
35mm判換算で24mm相当の広角域をカバーする、ハイグレード(HG)シリーズの高性能5倍標準ズームレンズです。ワイド端12mmで最大口径比F2.8の明るさを実現、この広角域をカバーするズームレンズとしては、トップクラスの明るさを誇ります。
「ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm(100-400mm) F2.8-3.5 SWD」
現在発売中の「ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5」のもつ、色にじみを極限まで除去し、ズーム全域で解像力・コントラストに優れた高い描写性能を踏襲して、AF駆動にSWDを搭載しました。ハイグレード(HG)シリーズの進化した高性能4倍超望遠ズームレンズです。
「ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm(28-70mm) F2.0 SWD」
世界で初めて、ズーム全域でF2.0の大口径を実現した標準ズームレンズです。スーパーハイグレード(SHG)シリーズに相応しい、最高レベルの描写性能と操作性を確保しています。このレンズの登場で、「ED 7-14mm F4.0」、「ED 35-100mm F2.0」、「ED 90-250mm F2.8」とあわせて、超広角から超望遠までをカバーするF値固定タイプのズームレンズシリーズがついに完成します。 - 超望遠ズームレンズ
「ZUIKO DIGITAL ED 70-300mm(140-600mm) F4.0-5.6」
35mm判換算で600mm相当の超望遠域をカバーする、コストパフォーマンスに秀でた4.3倍超望遠ズームレンズです。スタンダードシリーズでの発売を予定しています。 -
※ ( )内は35mm判換算の焦点距離 - 倍率2倍のテレコンバーター
「ZUIKO DIGITAL 2.0x Teleconverter EC-20」
マスターレンズの焦点距離を2倍に伸ばすテレコンバーターです。
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