2007年6月12日
硬性鏡として世界初の腎盂尿管ビデオスコープ
「VISERAビデオウレテロレノスコープWA50201A」発売
オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:森嶌 治人)は、尿管や腎盂内の観察や各種処置具と組み合わせた結石、腫瘍などの治療を目的に、硬性鏡として世界初*の腎盂尿管ビデオスコープ「VISERAビデオウレテロレノスコープWA50201A」を6月18日から国内で販売を開始します。
※ | 2007年6月12日時点。泌尿器内視鏡の分野において。オリンパス調べ。 |
発売の概要
販売名 | 発売時期 |
---|---|
VISERAビデオウレテロレノスコープWA50201A | 2007年6月18日 |
主な特長の概要
- 硬性鏡として世界初の腎盂尿管ビデオスコープ
- ケーブル類の一体化による操作性の向上
- スコープの手元からリモコン操作が可能
- 経済性に優れるオートクレーブ滅菌に対応
市場導入の背景
腎盂尿管鏡は、尿管や腎盂内の観察や各種処置具と組み合わせた結石や腫瘍などの治療に使用されています。高齢化や食生活の欧米化を背景に、尿管・腎盂結石、腫瘍などの疾患が近年増加しており、症例数も今後増加することが予想され、より観察しやすい機器が求められていました。このたび発売する商品は、硬性鏡として世界で初めて腎盂尿管ビデオスコープを実現するなど観察性能の向上に力点を置いて開発しました。
当社は1970年代から泌尿器内視鏡の商品化を進め、膀胱尿道鏡、前立腺切除鏡、腎盂尿管鏡、そして内視鏡下外科手術機器など幅広い商品をラインアップしています。また、消化器分野で培った軟性内視鏡の技術を泌尿器分野に応用することで、より患者さんに負担の少ない機器の提供を目指しています。
主な特長の詳細
- 硬性鏡として世界初の腎盂尿管ビデオスコープ
スコープ先端に小型CCDを搭載し、色再現性に優れた高画質の硬性ビデオスコープを腎盂尿管鏡として世界で初めて実現しました。 - ケーブル類の一体化による操作性の向上
従来、硬性鏡でモニター観察を行う際は、映像ケーブル(TVカメラ装置につながるケーブル)とライトガイドケーブル(光源装置につながるケーブル)の2本のケーブルが操作部から出ていましたが、それを1本のケーブルに一体化したため、内視鏡の操作や術前のセッティングが簡略化し、手術効率の向上につながります。 - スコープの手元からリモコン操作が可能
プログラム可能な3つのリモートコントロ-ルボタンを操作部上部に装備し、静止画の取り込み、明るさの調整など様々な機能がボタン操作ひとつで行えます。 - 経済性に優れるオートクレーブ滅菌に対応
移動・保管の作業にも使用できる標準付属の専用トレイにスコープを入れたまま、オートクレーブ滅菌が可能です。
主な仕様
視野方向 | 7° |
---|---|
視野角 | 93° |
外径 | 8.5(先端から105mm)/9.9Fr. |
有効長 | 430mm |
専用滅菌トレイ WA59383A | 595(W)×295(D)×55(H)mm |
※ | Fr.(フレンチ):泌尿器科で使われる外径を示す呼称で、1フレンチは約1/3mm |
※ 本リリースに掲載されている社名、製品名、技術名は各社の商標または登録商標です。
- 本リリースに掲載されている内容は、報道関係者向けに発表した情報です。
- 掲載内容は、発表日現在の情報であり、ご覧になっている時点で、予告なく情報が変更(生産・販売の終了、仕様、価格の変更等)されている場合があります。
- 掲載されている社名、製品名、技術名は各社の商標または登録商標です。
本文の終わりです