オリンパス株式会社（社長：菊川 剛）は、オリンパスが撮影機材提供とサポートで全面協力した史上最大規模の世界的撮影イベント「A Day in the Life of AFRICA」の写真展を、世界エイズデーである2007年12月1日（土）～12月15日（土）まで中国・北京市の中国美術館（National Art Museum of China）で開催します。

開催概要

期間	2007年12月1日（土）～12月15日（土）
会場	中国美術館 （National Art Museum of China）　中国・北京市
主催	オリンパス株式会社、オリンパス（中国）有限公司、中国文化部・中国対外文化交流協会
後援	在中国日本国大使館、2007日中文化・スポーツ交流年、国連開発計画、（社）日本写真家協会、中国写真家協会（予定）

A Day in the Life of AFRICAとは

「A Day in the Life of AFRICA」とは、世界26カ国の著名フォトジャーナリスト約100名がアフリカ大陸の53カ国に分散し、アフリカ大陸全域のある1日の様子をそれぞれカメラに収めた一大プロジェクトです。参加者には4名のピューリツァー賞受賞者、ラリー・プライス氏やジェイ・ディックマン氏をはじめ、マグナムのイーライ・リード氏や、元国連写真家のジョン・アイザック氏等、著名な写真家が数多く含まれます。また、日本人としては五十嵐太二氏、村上佳子氏が参加しました。撮影は2002年2月28日に行われ、オリンパスが提供したデジタル一眼レフカメラとポータブル昇華型プリンタが使用されました。

このプロジェクトは、子供を含めHIV陽性のアフリカ人男女の数が2､500万人を超え、現在も1分間に2人の割合で感染者が増えているというアフリカ大陸の危機的状況^※1に対して問題意識を高めることを主な目的とし、企画されました。成果をまとめた写真集は、英語、仏語、独語で発売され、その収益は、全額プロジェクト事務局を通じてアフリカのエイズ教育基金に寄付されています。また、当社が唯一有料で行った東京写真展の入場料は、国連活動のエイズ教育目的にNY国連写真展（2003年）にて寄贈し、このたび、エイズ教育のためのCDが完成しました（本写真展にて発表予定）。

※1	2002年時点の状況ですが、2006年の最新データでも同様です。

写真展について

このプロジェクトは、現在地球上で最も多くの困難―貧困や紛争、HIV/エイズなど―を抱えているアフリカの危機的状況に人々の関心を振り向けることを目的としていますが、同時にこれらのすばらしい写真を通して、私たちは日ごろネガティブな情報に偏りがちなアフリカの大地にも、明るくエネルギッシュで、多様性に満ちた自然や文化、そして人々の日々の生活があることを知ることができます。

今回は、この作品を世界エイズデーに合わせて、北京にて開催します。本写真展は、国連の進めるミレニアム開発目標（MDGｓ）を説明するのに適したコンテンツの評価をいただき、国連機関（UNIC/UNDP/UNICEF）と協力し、各地で展示されています。第一回目の東京展、第2回目の神戸展には、外務省の後援をいただいています。また、この北京展は、2006年末に行われた中日文化フェスティバル（中華人民共和国文化部・駐中華人民共和国日本国大使館共催、日本外務省後援）にて弊社が写真展を提供した際、今後の日中文化交流の発展に協力を要請され、それに応える企画でもあります。【展示数約230点】

これまでの開催実績

この写真展は、日本とアフリカの更なる交流を願い制定された「アフリカ年2003」を機に開催が決定し、現在までに世界各地で開催されており、多くの方がご覧になっています。

2003年	6月	東京・東京都写真美術館
	8月	神戸・兵庫県立美術館
	9月	東京・第3回　アフリカ開発会議（TICADIII）会場内
	10月	米国・ニューヨーク国連本部
	11月	韓国・ソウル　国際展示場COEX
2004年	2月	韓国・プサン　ロッテ百貨店プサン本店
	5月	熊本・熊本県立美術館、鶴屋百貨店
	10月	上海・梅龍鎮広場
2005年	3月	東京・UNギャラリー
	4月	広島・三越広島店
	5月	愛知・「愛・地球博」国連館
2006年	1月	東京・オリンパスギャラリー
	11月	岡山・岡山市デジタルミュージアム
2007年	8月	神奈川・神奈川県立地球市民かながわプラザ