オリンパス株式会社（代表取締役社長：菊川剛）は、主幹事業である映像事業と医療事業の更なる成長に向けて、ベトナムに新工場を設立します。新工場では、ますます需要が見込まれるデジタルカメラのレンズユニットの組立や部品加工、内視鏡処置具などの医療機器を製造し、今後の事業拡大に対応してまいります。なお、当社初の映像事業と医療事業の製造拠点となる新工場は、「Olympus Vietnam Co., Ltd.（オリンパスベトナム）」が管理・運営し、2008年10月から稼動する予定です。

当社は、デジタルカメラは中国の2工場及び国内の1工場で、内視鏡処置具は国内工場で製造しています。更なる成長を見込む映像・医療の両事業において、中長期的に見込まれる両製品の増産、ラインアップの増大に対応すべく、当社は新たな製造キャパシティの確保を検討してまいりました。将来的に、両事業が保有する製造技術を互いに活用することも視野に入れて、今回、当社初となる映像事業と医療事業の製造拠点をベトナムに設立することに致しました。当社は、ベトナム工場を新設するとともに、デジタルカメラ主力工場である中国の2工場及び国内工場、内視鏡処置具の国内工場を強化、発展させて、これまで以上に安定した製造基盤を構築し、各製造拠点のコアコンピタンスを強化してまいります。

■ベトナム新工場の概要

社名	：　Olympus Vietnam Co., Ltd.（オリンパスベトナム）
資本金	：　1200万USドル
出資形態	：　オリンパス株式会社100%
代表取締役社長	：　矢崎昌美
所在地	：　ベトナム・ドンナン省ロンタン工業団地内
規模	：　土地約12万m2／建物約4万m2（予定）
稼動時期	：　2008年10月予定（医療事業は、2010年春の稼動予定）
従業員数	：　約500名（初年度稼動時）
業務内容	：　デジタルカメラのレンズユニット・部品、及び内視鏡処置具などの組立･製造