2008年1月18日
オリンパス、生化学分野で培った
トータルソリューションを輸血分野にも拡大
~専用試薬・ウェブサービスにより信頼性を高めた
自動輸血検査装置「PK7300」を米国で発売~
オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、専用試薬、ウェブサービスと一体で輸血検査をサポートする自動輸血検査装置「PK7300」を、2008年1月21日に米国で発売いたします。オリンパスが生化学分野で長年培ってきた、装置・試薬・メンテナンス・サポートサービスを一括して提供するソリューションビジネスを、輸血分野にも導入し、検査業務に一層貢献してまいります。
「PK7300」は高速処理が特長で、1時間に最大300検体の血液型検査や梅毒などの感染症検査を行うことが可能です。本製品は2005年に日本で発売以来、欧州、アジアと販売地域を拡大し、今では20カ国以上における血液センターや検査センターなどの施設に導入されています。今回の米国での発売により、「PK7300」のグローバルな供給体制を築き上げるとともに、米国市場限定の専用試薬を取り揃え、装置との組み合わせでデータの信頼性をさらに向上させています。また、米国におけるIT化の進展と、医療費の増大を背景とした効率化のニーズに応えるため、試薬・消耗品の発注や在庫管理、トレーニングや技術情報の入手、装置のメンテナンスなどがウェブ上で可能となるサービスを標準で提供し、利便性を大幅に高めます。本製品の導入により、オリンパスは米国の輸血検査市場に貢献するとともに、当社がグローバルに展開している生化学・免疫検査と併せて検査事業の強化を図り、次世代医療を目指したライフサイエンス分野の取り組みに今後も一層注力してまいります。
【米国での発売の概要】
製品名 |
発売日 |
---|---|
OLYMPUS PRE-TRANSFUSION BLOOD TESTING SYSTEM「PK7300」
(国内販売名: 自動輸血検査装置「OLYMPUS PK7300」) |
2008年1月21日 |
主な特長の概要
- 専用試薬の導入により、データの信頼性を向上
- ウェブ上での試薬・消耗品の在庫管理や発注、トレーニングや技術情報の提供などのサービスによる利便性の大幅な向上
主な特長の詳細
- 専用試薬の導入により、データの信頼性を向上
今回の「PK7300」発売に合わせ、調製不要な専用試薬(米国市場限定)を用意しているため、装置とのベストマッチングにより、データの信頼性をより向上させています。 - ウェブ上での試薬・消耗品の在庫管理や発注、トレーニングや技術情報の提供などのサービスによる利便性の大幅な向上
今回米国市場に導入する「PK7300」には、ウェブを通じて顧客をサポートするサービス「Olympus Partner Advantage (OPA)」が標準で提供されます。OPAにアクセスすることで、試薬・消耗品の発注に加え、試薬の購入履歴や使用率を含めた在庫管理も可能なほか、装置の操作や検査手順などのトレーニング、当社の検査装置や試薬のラインアップに関する最新の技術情報の入手も全てウェブ上で可能です。また、OPAにはネットワークサービス「Olympus SUPPORTVISION」もリンクしており、装置のリモートメンテナンスもインターネットを介して、24時間可能です。
- 本リリースに掲載されている内容は、報道関係者向けに発表した情報です。
- 掲載内容は、発表日現在の情報であり、ご覧になっている時点で、予告なく情報が変更(生産・販売の終了、仕様、価格の変更等)されている場合があります。
- 掲載されている社名、製品名、技術名は各社の商標または登録商標です。
本文の終わりです