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2008年1月28日

新宿駅南口、JR新宿総合ビル屋上に光とデジタルのアートシンボル

ハイテクネオン広告塔「オプトコスミックウェーブ」を新設

オプトコスミックウェーブ オプトコスミックウェーブ

オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、当社の本社が所在し、再開発も予定され、日本における一大交通拠点へと発展を続けるJR新宿駅の南口に位置するJR新宿総合ビル屋上にハイテクネオン広告塔「オプトコスミックウェーブ」を新設し、1月29日(火)から点灯いたします。

新ネオン広告塔は新宿駅南口(新南口)出口ならびに同出口前を走る甲州街道、新宿高島屋などからも目にすることができます。デザインは、オリンパスハイテクネオンを一貫して手がけている国際的な版画家であり、グラフィックデザイナーでもある遠藤 享(すすむ)氏によるもので、今回が13作目の作品となります。今回のネオン広告は、近年の遠藤氏による当社ハイテクネオンデザインの集大成とも呼べるものであり、「オプトコスミックウェーブ」という名前が表現するように、色とりどりのネオンが幾層もの美しい層を創り出し、絶え間ない光の波を繰り返す圧倒的なスケール感で光の宇宙を表現します。本広告塔は近年益々高まる景観醸成の意識に呼応しながら、豊かに街を彩るアート性に重きをおき、確かな技術力と揺るぎない熱意で無限の可能性に挑み続けるオリンパスの姿勢を反映すると同時に、オリンパスのコアコンピタンスである「Opto-Digital Technology」をイメージするオプト・デジタル感を表現しています。

新ネオン広告は、オリンパスの企業カラーである青を基調に3色4層(黄色、緑、青2色)の配列ネオン管を使用し時間差点滅させる事で、毎回異なった組み合わせによる光のデザインを映し出します。この光のデザインのパターンは無限に生み出され、一度使用された光のデザインが全く同じ映像で再び映し出されるまでには、約15,000年もの年数が必要とされます。また、インバータ式低圧トランス(変圧器のこと)を使用することで、ネオンの輝度が20%明るくなると同時に、日本に数多くある高圧のトランスを使用した広告塔と比較した場合、本広告塔のサイズでは60%の電力を節約することが可能となりました。更に、ネオン広告の表面に使用される彩色シートには、塩化ビニールに代わり、燃焼時にダイオキシンが発生することのないアクリル系シートを使用するなど、環境負荷の軽減を視野に入れた製作をしています。

JR新宿駅は、日本で一番の乗降客数を誇り、また同駅の南口は、鉄道とバス、自動車、タクシーなどの連携する総合的な交通結節点として、言わば日本の交通網の拠点として生まれ変わるべく再開発中の途中にあります。新宿地区は日本でも最大級の商業地区で、有名デパートをはじめとして娯楽施設も多く、日本のカメラ商戦の最大の激戦地でもあります。また東京都庁や様々な企業の本社もあり、ビジネス・エンターテインメント両面において、国際都市・東京の中心として世界に知られています。今回のJR新宿駅南口におけるネオンサインの光、デジタル、アートの融合は、当社が今後更に目指す高い企業活力、グローバル性、並びに技術開発に対する不断の姿勢を表現しています。

■新宿ハイテクネオン広告塔「オプトコスミックウェーブ」概要

所在地 渋谷区代々木2丁目2番6号 JR新宿総合ビル
広告塔寸法 W58.4m×H5.3m
総面積 309.52m2
鉄骨重量 74.8t
ネオン管総数 8,920本
ネオン管全長 10,804m
トランス CRTL-1:8,580台、CRTL-4:110台
点滅段数 3,860段
点滅サイクル 3色4層の配列ネオン管を、時間点滅させることにより毎回異なるモアレウェーブを演出します
電気設備容量 111.78KVA
企画 オリンパス株式会社
デザイン 遠藤 享
製作 株式会社電通
施工 株式会社ブルー

■遠藤 享 氏 略歴

東京アートディレクターズクラブ会員

<主な受賞暦(デザイン・企画)>
     講談社出版文化省「ブックデザイン賞」受賞
日本国際美術展・国立京都近代美術館賞受賞
第6回ラハイティ・ポスタビェンナーレ・オリジナル部門1位入賞(フィンランド)
第2回インド国際プリントビェンナーレ・グランプリ受賞
国際カレンダー展・最高者王及び金賞受賞(ドイツ)
第45回広告電通賞屋外広告部門最優秀賞受賞(当社ハイテクネオン「オプトコスミックキューブ」)
第26回SDA大賞通産大臣賞受賞(同上)
第47回広告電通賞SP部門優秀賞受賞(当社ハイテクネオン「オプトハイウエーブ」)
第28回SDA大賞通産大臣賞受賞(同上)、他
1999年紫綬褒章受賞
第2回東京屋外広告コンクール 東京商工会議所会頭賞(当社ハイテクネオン「オプトデジタルオリンパス」)
第4回東京屋外広告コンクール 東京都知事賞(当社ハイテクネオン「オプトインフィニットウェーブ」)
パーマネントコレクション
大英博物館、サンパウロ近代美術館、ワルシャワ国立美術館、京都国立美術館他多数
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