参考資料
世界初!完全ワイヤレス化した眼鏡型ディスプレイ
「モバイルEye-Trek-慧眼(けいがん)-」の試作機を開発
~眼鏡一体型でデザインされた常時装着タイプのHMDを実現~
オリンパス(株)未来創造研究所は、同所が提案する「インスパイア型ユビキタスサービス」の特徴的デバイスであるウェアラブルディスプレイ「モバイルEye-Trek」を、HMD(Head Mounted Display)では世界で初めてとなる完全ワイヤレス化にしました。この試作機は「いつでも」「どこでも」常時着用して、ユーザーが行動するきっかけを与える情報をリアルタイムで取得することができます。
本試作機は、未来創造研究所が進める「インスパイア型ユビキタスサービス」の研究に応用し、2012年を目処に未来の生活価値を高めるサービスの実用化を目指します。また、当社が長年培ってきた小型HMDの技術やノウハウを活用した新しい未来価値創出につなげるための研究パートナーを積極的に探索していきます。
※1 | 慧眼:物事の本質を見抜く鋭い眼力。鋭い洞察力。の意 |
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※2 | HMD(Head Mounted Display):
ゴーグルやヘルメットのような形状をした表示装置。当社の「モバイルEye-Trek〔アイトレック〕」は試作品であり、販売の予定はございません。 |
【モバイルEye-Trek-慧眼-〔試作機〕(左)と、装着イメージ(右)】 |
「モバイルEye-Trek-慧眼-」の仕様
- 表示画面サイズ:50cm先に3.8型画面(対角約100mm)
- 解像度:11.3万画素 デルタ配列(521×218dots)
- LCDパネル画面サイズ:3.2mm×2.4mm
- 光学バーサイズ:2.6mm×4.0mm×22mm
- 駆動時間:8時間(ただし、3分中30秒間表示する間欠表示)
- 本体質量:91g(電池含む)
瞳分割方式シースルー光学系と半透過鏡方式シースルー光学系の違い
- 瞳分割方式シースルー光学系
HMDとして唯一当社が採用しているシースルーの光学系です。HMDの光学系は瞳孔の約半分の面積の光学バーに映像を表示します。このため光学バーの周囲はもちろん、光学バーに覆われた視界も光学バーが透けて見え、外界視界が100%確保されます。また、半透過鏡を使用しないためLCDの光を効率的に利用することができ、低消費電力で明るい映像を作り出せます。 -
- 半透過型鏡方式シースルー光学系
多くのHMDが採用しているシースルーの光学系です。コンバイナーとよばれる半透過鏡を利用して、LCD像と外界視界をそれぞれ合成します。外界視界を広く確保しようとすると半透鏡のサイズを大きくしなければならず、HMD全体も大きくなってしまいます。
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