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2008年5月14日

世界初※1、照明レンズ一体成型の透明樹脂を採用
高画質のフルスクリーン画像でNBI観察を実現

「耳鼻咽喉ビデオスコープ OLYMPUS ENF TYPE VQ」発売

「耳鼻咽喉ビデオスコープOLYMPUS ENF TYPE VQ」

「耳鼻咽喉ビデオスコープOLYMPUS ENF TYPE VQ」

オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:森嶌治人)は、鼻腔、咽頭、喉頭の観察を目的に、高画質のフルスクリーン画像でNBI観察※2を実現する「耳鼻咽喉ビデオスコープ OLYMPUS ENF TYPE VQ」(以下、「ENF-VQ」)を6月2日から国内で販売を開始し、順次、欧米やアジア等、全世界で販売を予定しています。なお、同製品に世界初の照明レンズ一体成型の透明樹脂を採用することにより、明るさと配光性を向上させました。これに加え、高解像CCDの採用により、四隅まで明るい迫力のフルスクリーン画像を高画質で実現します。

※1  2008年5月14日現在。内視鏡分野において。
※2  NBIはNarrow Band Imagingの略。血液中のヘモグロビンに吸収されやすい狭帯域化された2つの波長(390~445nm/530~550nm)の光を照射することにより、粘膜表層の毛細血管や粘膜微細模様が強調表示される画像強調観察。内視鏡統合ビデオシステム「VISERA Pro(ビセラ・プロ)システム」との組み合わせで使用可能(国内)。

なお、「ENF-VQ」は2008年5月15日から17日まで開催予定の「第109回日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会(学会長:関西医科大学耳鼻咽喉科 山下 敏夫 教授)」に出展します。

発売の概要(国内)

販売名 発売時期
耳鼻咽喉ビデオスコープ OLYMPUS ENF TYPE VQ 2008年6月2日

主な特長の概要

  1. 四隅まで明るい迫力のフルスクリーン画像を高画質で実現
  2. NBI観察を実現

    「高画質のフルスクリーン画像で観察した喉頭」写真提供:川崎市立川崎病院 耳鼻いんこう科部長佐藤 靖夫先生

    「高画質のフルスクリーン画像で観察した喉頭」
    写真提供:川崎市立川崎病院 耳鼻いんこう科部長 佐藤 靖夫先生

市場導入の背景

検査や処置が可能な内視鏡は、QOL向上につながることから、消化管、気管支、泌尿器、婦人科など幅広い分野で使用されています。耳鼻咽喉科においても、内視鏡は鼻腔、咽頭、喉頭の観察や治療を目的に外来検査を中心に大学病院から開業医まで広く普及するに至っています。また、ここ近年、中・下咽頭がんなどの早期発見を目的に、粘膜の微細な変異を高い精度で捉えるNBI観察が普及しつつあります。

当社は、耳鼻咽喉科の幅広いニーズに対応すべく、細径を重視しながらNBI観察も実現する先端部外径3.2mmの「耳鼻咽喉ビデオスコープ OLYMPUS ENF TYPE V2」、NBI観察に加え精密診断を目的とした近接観察や組織採取が可能な処置用ビデオスコープ「耳鼻咽喉ビデオスコープ OLYMPUS ENF TYPE VT2」を商品化してきました。そして、このたび高画質を追求するユーザーの期待に応えるために、高画質のフルスクリーン画像でNBI観察を実現する「ENF-VQ」を開発しました。
当社は、1998年に耳鼻咽喉科用ビデオスコープを販売して以来、市場ニーズである「高画質」と「低侵襲」を追求して参りました。これに、NBI観察を加えることで、更なる診断性能の向上に貢献していきます。

主な特長の詳細

  1. 四隅まで明るい迫力のフルスクリーン画像を高画質で実現
    内視鏡先端部に世界で初めて照明レンズ一体成型の透明樹脂を採用することにより、明るさと配光性を向上させました。また、高解像CCDの採用により、四隅まで明るい迫力のフルスクリーン画像を高画質で実現します。
    内視鏡先端部 四隅まで明るい迫力のフルスクリーン画像を高画質で実現
  2. NBI観察を実現
    粘膜表層の毛細血管や粘膜微細模様が色調の違いとして表示されるNBI観察との組み合わせにより、精密診断をサポートします。

主な仕様

項目 仕様
視野角 90°
観察深度 5~50mm
先端部外径 φ3.9mm
挿入部外径 φ3.6mm
有効長 300mm
湾曲角 UP/DOWN 130°/130°
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