2008年6月2日
~地球温暖化の影響を探る~
「地球温暖化の目撃者―岩合光昭スペシャル」サイト
第3弾 日本・知床 編 6月2日プレオープン
オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、「地球温暖化の目撃者-岩合光昭スペシャル」サイトの第3弾 日本・知床 編を2008年6月2日より先行公開いたします。動物写真家・岩合光昭氏の視点で捉えた世界自然遺産「知床」に息づく動植物や風景を映像に収め、それを伝えていくことで、地球温暖化の現状を多くの人々と共有し考えるきっかけとしていきます。
地球温暖化の目撃者-岩合光昭スペシャル(URL:http://www.olympus.co.jp/gww)
2006年の第1弾は、極北の地カナダ・ウェージャー湾にて、消えゆく海氷とホッキョクグマの姿を通して地球温暖化を見つめました。2007年の第2弾は、赤道直下にありながら雄大な氷河を冠するアフリカ・キリマンジャロにて、溶けゆく山岳氷河と、麓で生息する野生動物の姿を捉えました。こうした地球温暖化が比較的顕著に見られる北極圏や熱帯地域での取材を経て、第3弾となる今回は、地球の主要な地域を占める温帯地域に目を向けていきます。
世界自然遺産「知床」で地球温暖化の影響を探る
今回の舞台は、2005年7月に世界自然遺産に登録された日本の「知床」。今年7月の北海道洞爺湖サミットが開催されることを契機に、世界的にきわめて豊かな自然環境や貴重な生態系を有する「知床」の取材を2008年の2月から開始しました。サミットでも注目を集める環境問題。「知床」にも地球温暖化の影響があらわれているかどうかを探ることで、貴重な映像記録を多くの人々に伝えることができると考えています。
第3弾サイトは環境月間にあたる今月6月2日にプレオープンし、年間を通して5回にわたる取材の記録を順次公開し、10月中旬に本公開いたします。
「地球温暖化の目撃者-岩合光昭スペシャル」サイト 日本・知床編 トピックス
1.北海道洞爺湖サミットで注目が高まる北海道の世界自然遺産「知床」での取材
今年7月に、北海道洞爺湖サミットが開催される北海道。北海道の豊かな自然の様子は世界的に公開され、関心が高まっていくことと考えられます。「地球温暖化の目撃者-岩合光昭スペシャル」では、注目が高まる北海道の中で、世界自然遺産「知床」での取材を行い、人間が想像することのできない自然の驚異的な仕組みと、その仕組みの中に地球温暖化の影響が表れているのかを探ります。
今回の取材に関して、岩合光昭氏は、「知床には世界に誇れる美しさがあると思います。その魅力は自然のバランスが整っていることでしょう。季節ごとの『知床』をみることでそのバランスを整えている命の循環のリズムを感じ取ることができると期待しています。」とコメントしています。
2.岩合光昭氏が捉えた「知床」を、豊富な写真とブロードバンドムービーで順次公開
この日本・知床編では、取材を続けながらサイトを更新していく順次公開形式をとります。6月2日のプレオープン以降は、取材時の様子を全4回にわたりダイジェストムービーにして順次公開し、いちはやくお伝えします。
10月中旬の本公開以降は、岩合氏撮影の作品で構成するギャラリーページ(1回に28枚掲載予定)と、岩合氏撮影の様子を収録したムービーページで2009年3月まで約7回にわたり更新していきます。
世界的動物写真家・岩合光昭氏撮影の200枚近い躍動感あふれる写真を、撮影風景を収録したムービーと合わせて見ることができます。
3.「地球温暖化の目撃者-岩合光昭スペシャル」フォトコンテスト開催予定
「いつまでも残しておきたい」と思う「自然」や「野生動物」を被写体とした、フォトコンテストを開催いたします。普段何気なく接している風景の中から自然環境保護の大切さを発見し、広く伝えていくことで、地球温暖化に対して考え・行動していくきっかけとなることを目的としています。
募集期間:2008年7月1日~11月30日(予定)
賞品:応募作品の中から、優秀作品を選定し、賞品を進呈いたします。
※当サイト内で、応募方法など詳細をご案内していきます。
4.WWFジャパンとの協力体制
世界最大級の民間自然保護団体WWF※1、その日本事務局にあたるのがWWFジャパンです。WWFジャパンは、この企画趣旨に賛同し、温暖化が与える野生動物に対する影響についてのコメントを提供するなど、本企画に協力しています。
※1 WWF(世界自然保護基金) | 500万人を超える人々の支援を受けて約100カ国で活動する世界最大級の自然保護団体。絶滅のおそれのある野生生物の保護を目的として、1961年に設立された。現在では、地球温暖化や有害化学物質による汚染などの環境問題にも取り組んでいる。また、木材や水産物などの自然資源の利用を持続可能な形に改善するなど、人と自然が共存できる社会の実現をめざしている。WWFジャパンとオリンパスは1983年から25年間協力関係にあり、「地球温暖化の目撃者-岩合光昭スペシャル」においてもコメント提供などで協力している。 |
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岩合光昭(いわごうみつあき)氏 略歴
1950年東京生まれ。
19歳で訪れたガラパゴス諸島の自然の驚異に圧倒され、動物写真家としての道を歩み始める。以来、地球上のあらゆる地域をフィールドに撮影を続けている。独特の色とコントラストを持つ写真は海外メディアからIWAGO'S COLORと称され、「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙を2度にわたって飾るなど、国内外で高く評価されている。また、アフリカ・セレンゲティ国立公園に滞在して撮影した写真集「おきて」は英語版となりロングセラーとなる。近年はカナダ極北でホッキョクグマ、中国で野生のジャイアントパンダやトキなど、世界各地の自然と野生動物をオリンパスのデジタル一眼レフカメラで撮影し、地球環境の急激な変化と影響を自分自身の目で見つめ、さまざまなメディアで伝え続けている。「デジタル岩合http://www.digitaliwago.com」で随時公開中。
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