2008年7月4日
~液晶モニタで安定した立体表示を実現する世界初※1「時分割※2最適化機能」を搭載~
「POWER3D Visual Training System VL370」発売
より進化した3D立体・動体視力トレーニングシステムを薄型・軽量化
オリンパスビジュアルコミュニケーションズ株式会社(以下OVC、社長:市川 哲哉)は、動体視力等を強化したいスポーツ選手向けに、3D立体・動体視力トレーニングシステム「POWER3D Visual Training System VL370」を2008年7月4日から発売します。
「POWER3D Visual Training System」は、主にスポーツ選手を対象に、動体視力などスポーツに必要な視る能力を集中的に強化して、パフォーマンス向上につなげることを目的としたトレーニングシステムです。従来2Dでしか表現できなかった視覚トレーニングの中で、奥行き・飛び出し方向まで空間表現を可能にした3D立体空間内・動体視力トレーニングプログラムを、当社が世界で初めて組み込んだシステムです。
新たに発売する「POWER3D Visual Training System VL370」は、汎用液晶モニタでの安定した3D立体表示を可能にする世界初の技術「時分割※2最適化機能(特許出願中)」を開発・搭載したことで、トレーニングシステムの大幅な薄型・軽量化を実現しました。この省スペース化により設置場所の選択肢が広がりました。
※1 | 2008年7月4日現在 OVC調べ |
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※2 | 交互に右目用画像、左目用画像をディスプレイに表示して立体視させることを時分割立体表示方式という。シャッター式メガネを使用するため時分割シャッター式などともいう |
発売の概要
製品名 | 価格 | 発売時期 |
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3D立体・動体視力トレーニングシステム
「POWER3D Visual Training System VL370」※3 |
オープン価格 | 2008年7月4日 |
※3 | PC本体、液晶モニタ、トレーニングプログラム(ソフトウェア)、操作コントローラ、コントロールボックス(モニタ上部に取り付けるもの)、シャッターメガネのセットでの販売になります。 |
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導入の背景
スポーツにおける動体視力等の視る能力の重要性は広く認識され、その視る能力を効果的にトレーニングする方法にも注目が高まっています。当社は、2004年より動体視力などスポーツに必要な視る能力を集中的にトレーニングできるシステムとして「POWER3D Visual Training System」を開発・販売してきました。
本システムは、3D立体空間表現に独自の3D立体映像製作技術(特許出願中)「OLYMPUS POWER3D」を採用しており、奥行き・飛び出しに関して、眼前十数センチから無限遠の空間までの立体視表現を可能にしています。この方式により、物体の前後運動による「奥行き方向の動体視力」をはじめとする空間内のあらゆる動体視力トレーニングを、「より広い空間=現実のスポーツに近い形」でトレーニングできます。すでに高校野球部やプロ野球チームなどで導入されています。
今回、設置場所や持ち運びに不便な従来のCRT※4モニタよりも、薄くて軽い液晶モニタでの3D立体表示を実現させ、システムの薄型・軽量化を目指しました。
※4 | Cathode Ray Tube=陰極線管。一般にブラウン管のこと。 |
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主な特長
- 世界初※1「時分割※2最適化機能」搭載で汎用液晶モニタでの安定した立体視を実現
これまでの3D立体映像の視聴は、CRT※4モニタを使用した時分割シャッター方式での再生が一般的で、近年普及が高まっている液晶モニタでは安定的な視聴が不可能でした。しかし、独自開発の時分割最適化機能搭載により、汎用液晶モニタでの安定した立体表示を可能にしました。 - ディスプレイの奥行きを27.9センチ縮小=薄型・軽量化を実現
19インチ液晶モニタを採用することで、当社従来モデルと比べて、奥行きは27.9センチ薄い20センチ、重量は22kg軽い7kgになりました。この省スペース化により、設置場所の選択肢が広がりました。 - GUI※5デザインを一新。コントローラの操作性も向上
新しいGUIデザインは、よりトレーニングに集中しやすくするために、コントラストを抑え、明るめの色にしました。また、コントローラの操作機能を追加して操作性を向上しています。
※5 | Graphical User Interfaceの略。 |
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