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2008年10月20日

オリンパス、工業用内視鏡IPLEX FXシリーズに
落下物の回収が可能な処置具を装着できるスコープユニットが登場

IPLEX FX(アイプレックス エフエックス)
「チャンネル内蔵型スコープ IV8635X1」新発売

~機能を拡張した本体ユニット「IV8000-2」も同時発売~

工業用内視鏡IPLEX FX用スコープユニット「チャンネル内蔵型スコープ IV8635X1」を装着した本体ユニット「IV8000-2」

工業用内視鏡IPLEX FX用スコープユニット「チャンネル内蔵型スコープ IV8635X1」
を装着した本体ユニット「IV8000-2」

オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、工業用内視鏡 IPLEX FXシリーズのスコープユニットとして、新たに“処置具”の装着が可能な「IPLEX FX チャンネル内蔵型スコープ IV8635X1」を2008年10月20日に世界同時発売します。また、「IPLEX FX」の本体ユニットの一部機能を拡張した「IV8000-2」も同時に発売します。

IPLEX FXシリーズは、2007年7月の発売以来、小型のボディと、過酷な環境下における検査が可能なことから、各種メンテナンス分野で好評の工業用内視鏡です。IPLEX FXシリーズは本体ユニットとスコープユニットで構成されていますが、今回は、処置具の装着が可能なスコープユニットと、従来の「IV8000」から機能を拡張した本体ユニット「IV8000-2」を同時に発売します。

スコープユニット「IV8635X1」には処置具装着用のチャンネルを内蔵しました。スコープの先端に処置具を簡単に装着できるので、従来の目視検査や距離計測に加え、発見した異物や落下物を即座に回収することが可能になります。

また、本体ユニット「IV8000-2」には新たに全天候型LCDディスプレーを搭載することにより、日射しの強い屋外でも検査中の映像をクリアに表示できるようになりました。さらに、記録画像へのコメント入力に便利な「イメージノートパッドTM」を新たに内蔵することにより、検査に不可欠な報告書作成業務を簡単に行えるようになりました。

発売の概要

製品名 発売日
IPLEX FX 用スコープユニット
「チャンネル内蔵型スコープ IV8635X1
2008年10月20日
IPLEX FX 本体ユニット
「IV8000-2」

主な特長の概要

IPLEX FX用スコープユニット「チャンネル内蔵型スコープ IV8635X1」
  1. 内蔵されたチャンネルに処置具を装着することにより、異物や落下物の回収が可能
  2. 目的に合わせた6種類の処置具の装着が可能
  3. 従来のIPLEX FX本体ユニット「IV8000」にも装着可能
IPLEX FX本体ユニット「IV8000-2」
  1. 全天候型の大型6.5インチディスプレーを新たに搭載
  2. 新搭載「イメージノートパッドTM」により、記録画像への簡単なコメント入力が可能
  3. 1.2m耐衝撃※1、全面防塵・防滴※2を実現
  4. A4版の小型ボディと、長時間バッテリー駆動により、高い機動性を確保
※1  LCDを除く。MIL Standard 810 Method 516.5(米国国防軍用規格)に準拠した試験方法によります。
※2  MIL-STD-810 Method 510.4 / 506.4(米国国防軍用規格)/ IP55(IEC国際電気標準会議の塵や埃と水の侵入に対する保護等級)準拠。

主な特長の詳細

IPLEX FX用スコープユニット「チャンネル内蔵型スコープ IV8635X1」

1.内蔵されたチャンネルに処置具を装着することにより、異物や落下物の回収が可能
「IV8635X1」には、処置具装着用のチャンネルを内蔵しています。スコープに処置具を装着することにより、従来の目視観察や計測機能に加え、発見した異物や落下物を即座に回収することが可能となります。また、スコープ外径は6.2mmと細いので、配管内の異物やエンジン内の落下物などの回収に便利です。

2.目的に合わせた6種類の処置具の装着が可能
回収対象となる異物の形状など、目的に合わせて以下の6種類の処置具の装着が可能です。

  • アリゲータ(比較的大きな物体用)
  • バスケット(球状の物体用)
  • マグネット(磁気性のある物体用)
  • スネアー(突起状の物体用)
  • グラスパ(比較的小さな物体用)
  • フックアッセンブリー(ジェットエンジン検査用)

3.従来のIPLEX FX本体ユニット「IV8000」にも装着可能
「IV8635X1」は、今回発売するIPLEX FXの本体ユニット「IV8000-2」にはもちろん、従来の 「IV8000」にも装着が可能です。

IPLEX FX本体ユニット「IV8000-2」

1.全天候型の大型6.5インチディスプレーを新たに搭載
「IV8000-2」には、検査現場での視認性を向上させるため、従来より大画面の6.5インチで、 高輝度・低外光反射の全天候型ディスプレーを搭載しました。 雨や砂塵に強い従来からの特長と合わせて、屋外での活用がさらに快適になりました。

2.新搭載「イメージノートパッドTM」により、記録画像への簡単なコメント入力が可能
 IPLEX FXシリーズの辞書機能付文字入力システム「イメージノートパッドTM」を新たに搭載し、 携帯電話のメールを作成するような感覚で、記録画像への簡単なコメント入力を可能にしました。また、USBポート経由で外部キーボードによる入力も可能です。

3.1.2m耐衝撃※1、全面防塵・防滴※2を実現
IPLEX FXシリーズは、世界初の密閉構造による防塵・防滴構造を実現した工業用内視鏡です。 1.2m落下試験や防塵試験、降雨試験などのMIL規格(米国国防軍用規格)に準拠した耐性 試験をクリアするなどの堅牢構造を実現しています。

※1  LCDを除く。MIL Standard 810 Method 516.5(米国国防軍用規格)に準拠した試験方法によります。
※2  MIL-STD-810 Method 510.4/506.4(米国国防軍用規格)/IP55(IEC国際電気標準会議の塵や埃と水の侵入 に対する保護等級)準拠。

4.A4版の小型ボディと、長時間バッテリー駆動により、高い機動性を確保
従来機種「IV8000」で好評のA4版ファイルサイズの小型・軽量ボディを継承しています。約 2.5時間の長時間バッテリー駆動も可能なので、様々な場所での検査を機動的に行えます。

IPLEX FX用スコープユニット 「チャンネル内蔵型スコープ IV8635X1」の主な仕様

挿入部 外径 φ6.2mm
有効長 3.5m
外装 特殊加工タングステンブレード
軟性部蛇管 操作部先端に行くに従って徐々に柔らかくなるTTF蛇管
光学系 光学アダプターにより、視野方向(前方視、側視)、視野角(80°120°)、ステレオ計測アダプターへ交換可能
照明方式 高輝度白色LED
湾曲部 湾曲角度 4方向湾曲120°
湾曲操作 TrueFeel方式によるジョイスティック湾曲操作
外形寸法 365(W)×93(D)×192(H)mm(挿入部、装着ケーブルを含まず)
質量 1.9kg

IPLEX FX本体ユニット「IV8000-2」の主な仕様

露光時間調整 1/2~1/30000秒
ズーム機能 シームレス3倍電子ズーム
入出力端子 映像出力 BNC×1、Sビデオ端子×1
マイク入力 φ3.5mmモノラルミニジャック
USB端子 A端子、Ver.1.1準拠
静止画記録 記録方式 JPEG圧縮(Exif 2 準拠) 最高画質(SHQ) 高画質(HIGH) 標準画質(STD)
※ステレオ光学アダプター選択時にはJPEG圧縮(Exif2 準拠)の最高画質(SHQ)  または無圧縮TIFF方式(TIFF-YC)で記録
音声記録 WAV方式(最大60秒、時間内中断可)
動画記録 記録方式 AVI M-JPEG形式(圧縮率固定)
※直前に記録した動画に追記する事が可能
音声記録 動画記録と同時に音声記録するか選択可能
画像ファイル操作 タイトル入力 かな、カタ、漢字、アルファベット、数字、記号で最大30字まで入力可能
検索 日付サーチ可能
2画面比較 画面を2分割し、ライブ画像とリトリーブ画像の同時表示が可能
計測機能 スケーラ計測
ステレオ計測(2点間計測、全長計測、面積計測、線基準計測、面基準計測、 自動欠損計測、表面形状表示、物体距離測定、オフセット計測) 計測結果の記録
リムーバブルメディア 1GB記録カードを標準付属
内蔵メモリ 1GB
液晶モニタ 全天候型ディスプレー
電源 AC駆動 100V~240V 50/60Hz(ACアダプター装着による)
DC駆動 14.8V(指定バッテリー装着による)
バッテリー駆動時間 約2.5時間(新品バッテリー使用時の参考値)
外形寸法 216(W)×126(D)×249(H)mm(突起部含まず)
250(W)×160(D)×285(H)mm(突起部含む)
質量 4.9kg(バッテリー含む)
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