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2010年6月7日

超音波によって対象物を壊さず検査する非破壊検査機器
超音波探傷器「EPOCH 600」を世界で発売

超音波探傷器「EPOCH(エポック) 600」(左:ナビゲーションパッド仕様、右:ノブパッド仕様

超音波探傷器「EPOCH(エポック) 600」
(左:ナビゲーションパッド仕様、右:ノブパッド仕様)

オリンパス株式会社(社長:菊川 剛)は、対象物を破壊・分解することなく検査できる非破壊検査機器の新製品、超音波探傷器「EPOCH 600」を、2010年7月上旬から世界で順次発売します。

超音波探傷器は、検査対象物に超音波を入射し、超音波が反射して戻ってくる時間と強さにより、対象物の欠陥の位置と大きさが特定できる機器です。厚みがある対象物の検査に向いていることから、工場などの生産設備やビル、橋梁などの建築資材となる大きな鉄骨の溶接部などの検査に多く用いられています。

当社の超音波探傷器「EPOCH」シリーズは、持ち運び可能な小型ボディーと、簡単操作で誰でも安定した検査結果が得られることが特長です。今回発売する「EPOCH 600」は、シリーズで初めてジョグダイヤル操作とボタン操作の2種類の操作パッドを用意し、使用者が好みに合わせて選ぶことができます。さらに、省電力設計によってシリーズ最長となる約13時間の駆動を実現し、また、防水・防塵規格「IP67」に適合し、検査フィールドを選ばず安心して検査ができます。

主な特長

1.シリーズ初の選べる2種類の操作パッド

2.検査フィールドを広げるシリーズ最長約13時間の長時間駆動と防水・防塵仕様

3. 検査の波形が見やすい大きな液晶画面

主な特長の詳細

1. シリーズ初の選べる2種類の操作パッド
シリーズで初めて、新開発のジョグダイヤルによる直感的な操作が可能なノブパッドと、従来からのボタン操作のナビゲーションパッドの2種類を用意しました。検査者は好みに合わせた操作パッドを選択できます。

2.検査フィールドを広げるシリーズ最長約13時間の長時間駆動と防水・防塵仕様
省電力設計と大容量のリチウムイオンバッテリーにより、シリーズ最長約13時間(従来は最長約9時間)の長時間駆動を実現し、電源から遠く離れた場所でも安心して検査をすることができます。
また、ナビゲーションパッドでは「IP67」に、ノブパッドでは「IP66」に適合しており、粉塵が内部に侵入しない、水に強い構造となっています。そのため、精密機器でありながら、多湿な環境や砂塵の多い厳しい環境での現場作業に耐性を発揮します。

3. 検査の波形が見やすい大きな液晶画面
5.76インチ、フルVGA解像度(640×480)の半透過型ディスプレイを採用。屋内外を問わず、大きく波形の見やすい検査画像を提供します。

主な仕様

外観寸法
(W×H×D)
236 mm x 167 mm x 70 mm
質量 1.68 kg(バッテリー含む)
データ保存 マイクロSDカード
バッテリータイプ リチウムイオン充電池、アルカリ乾電池
稼働時間 12~13時間(リチウムイオン充電池使用時)
ディスプレイタイプ Full VGA (640 x 480 ピクセル)半透過型液晶カラーディスプレイ
ディスプレイサイズ 117 mm x 89 mm(5.76インチ)
使用温度 -10°C~50°C
防水規格 IP67(ナビゲーションパッド仕様)、IP66(ノブパッド仕様)
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