2010年8月23日
大腸がんなどの検査・治療における受診者の負担軽減と、性能向上を追求した内視鏡
「EVIS LUCERA(イーヴィスルセラ) 大腸ビデオスコープ OLYMPUS
PCF TYPE Q260AZI」発売
~細径内視鏡※1に拡大観察機能と硬度可変機能、副送水機能を搭載~
オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:森嶌 治人)は、大腸がんなどの検査・治療に使用される内視鏡の新製品として「EVIS LUCERA大腸ビデオスコープOLYMPUS PCF TYPE Q260AZI」(以下、「PCF-Q260AZI」)を、2010年8月23日から国内で販売開始します。海外地域(イギリス、中国、韓国、台湾、シンガポール等)は各国の法規制に対応でき次第、順次販売を予定しています。
「PCF-Q260AZI」は、細径の大腸内視鏡に「拡大観察機能」と「硬度可変機能」、「副送水機能」を搭載し、検査と治療の双方において幅広く活用することができる製品です。「拡大観察機能」は倍率125倍(26インチのモニタ使用時)までの拡大が可能な光学ズーム機能で、大腸がんの早期発見などをサポートします。「硬度可変機能」は医師の好みに合わせて任意に挿入部の硬度を変えられる機能です。また「副送水機能」は治療時に観察を妨げる残渣・血液・粘液等を洗い流すことができる機能で、内視鏡による治療をサポートします。
発売の概要(国内)
販売名 | 発売時期 |
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EVIS LUCERA 大腸ビデオスコープ OLYMPUS PCF TYPE Q260AZI※2 | 2010年8月23日 |
※1 | 先端部外径が11mm台の大腸内視鏡(自社規定) |
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※2 | 内視鏡検査を行うには、当社製の内視鏡ビデオスコープシステム「EVIS240」、「EVIS LUCERA」、「EVIS LUCERA SPECTRUM」のいずれかのビデオプロセッサ、高輝度光源装置、ビデオモニタとの接続が必要です。 |
主な特長の概要
- 細径の大腸内視鏡に拡大観察機能を搭載
- 観察・治療時に威力を発揮する副送水機能を搭載
- 細径の大腸内視鏡に硬度可変機能を搭載
市場導入の背景
当社の内視鏡の開発は、常に、受診者の負担軽減と、検査と治療の精度向上をサポートする性能、医師が使用する際の使いやすさを考慮しながら行っております。中でも近年は特に、受診者の負担軽減をより重視した製品開発に努めており、これに該当する製品を過去2年間に上部消化管ビデオスコープで2機種、大腸ビデオスコープで1機種を発売しました。今回の「PCF-Q260AZI」も受診者の負担軽減をより重視した製品のひとつであり、細径の大腸ビデオスコープに「硬度可変機能」を搭載することにより、受診者の負担軽減を目指しています。併せて「拡大観察機能」、「副送水機能」を搭載することにより、検査と治療の精度向上も目指しています。
主な特長の詳細
- 細径の大腸内視鏡に拡大観察機能を搭載
拡大倍率125倍(26インチのモニタ使用時)までの光学ズーム機能と、NBI(狭帯域光観察)機能※の併用により、大腸がんなどの病変の早期発見をサポートします。※ 病変に当てる光を変えることにより、がんの栄養補給路である粘膜表層の毛細血管や粘膜微細模様などが、色調の違いとして強調表示される機能 - 観察・治療時に威力を発揮する副送水機能を搭載
大腸の観察時に影響を与える残渣(食べ物の残りかすなど)や粘液、血液を洗い流し、 内視鏡による治療をサポートする副送水機能を装備しています。 - 細径の大腸内視鏡に硬度可変機能を搭載
医師の好みに合わせて任意に挿入部の硬度が変えられるので、急峻な屈曲部を持つ大腸の検査や治療において、よりスムーズな挿入をサポートします。
主な仕様
光学系 | 視野角 | WIDE 140° TELE 60° |
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観察深度 | WIDE 7~100mm TELE 2~3.5mm | |
照明方式 | ライトガイド方式 | |
先端部 | 外径 | 11.7mm |
湾曲部 | 湾曲角 | UP:180°/DOWN:180°/RIGHT:160°/LEFT:160° |
軟性部 | 外径 | 11.8mm |
有効長 | 1330mm | |
全長 | 1655mm | |
鉗子 | チャンネル内径 | 3.2mm |
最小可視距離 | 3mm |
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