2012年10月2日
内視鏡処置具の事業拡大を目指し
胆管用メタリックステント※1の国内市場へ参入
「X-Suit NIR®(エクスートニア)胆管用メタリックステント」発売開始
オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:田口 晶弘)は、2012年10月1日より、「X-Suit NIR® 胆管用メタリックステント」を日本で発売します。本製品はMedinol LTD.(以下メディノール社、本社:イスラエル・テルアビブ市、CEO:Dr. Judith Richer)の協力のもと、胆道ドレナージ治療用として開発され、2009年3月より欧州、アジアの一部地域では販売をしておりましたが、このたび日本でも発売を開始するものです。
本製品は独自のメッシュ構造を持つ胆管用メタリックステントで、腫瘍などの圧迫によって狭くなった胆管内の胆汁の流れをよくするための治療に使われます。胆管の拡張や維持のために行うこの治療は、十二指腸内視鏡を用いて行われます。本製品は、内視鏡メーカーとして初めて国内に導入する胆管用メタリックステントで、内視鏡挿入からステントの留置まで、一貫した使用感を提供します。
なお、本製品は10月10日~13日、神戸国際展示場他で開催される「第20回日本消化器関連学会週間(運営委員長:岩手医科大学 消化器・肝臓内科分野 鈴木 一幸 教授)」に出展されます。
※1 | 金属でできたメッシュ状の筒で、胆管の狭窄した部位に留置して、管腔形状を拡張・維持する医療機器 |
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発売の概要(国内)
販売名 | 発売時期 |
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X-Suit NIR® 胆管用メタリックステント | 2012年10月1日 |
※ | 本製品は、ステントとデリバリーシステムで構成されています。 |
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主な特長
1. 独特のデザインで、優れた拡張力と柔軟性を両立したステント
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2. 容易な挿入とステント留置を目指したデリバリーシステム
内視鏡下で胆管にステントを運ぶには、デリバリーシステムが必要です。胆管は十二指腸からV字形に曲がった位置にあり、アプローチの難しい臓器のため、ステントの留置は内視鏡とX線で位置を確認しながら行います。X線透視下での十二指腸乳頭への挿入性を高めるため、デリバリーシステム先端部とステントの両端部はX線を透過しにくい素材を使っているとともに、先端部は最適な円錐形状と硬さに設計されています。また、デリバリーシステムは、内筒(インナーチューブ)、中筒(インターミディエートチューブ)、外筒(アウターチューブ)の3層構造になっており、デリバリーシステムが曲がった状態でもステントによじれが発生せず、一定の力でステント留置が可能です。
優れた拡張力と柔軟性を
両立したステント |
容易な挿入とステント留置を目指した
デリバリーシステム |
胆管は十二指腸からV字に
曲がった位置にある |
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