2012年10月4日
2種類のCCDを搭載した、「DP」シリーズのフラッグシップ機
顕微鏡用デジタルカメラ「DP80」を発売
簡単な切換え操作により、カラー画像とモノクロ画像の撮影が可能
オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、顕微鏡用デジタルカメラ「DP」シリーズのフラッグシップ機となる「DP80」を、2012年11月1日から日本で発売開始し、順次世界各国で発売します。本製品は、細胞などの生物顕微鏡画像を記録するもので、高い色再現性が求められる明視野観察画像※1(カラー)と、高感度が求められる蛍光観察画像※2(モノクロ)を、簡単な切替え操作で撮影することが可能です。
※1 | 観察対象の裏側から光を照射し試料・標本を透過した光を利用して観察した画像 |
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※2 | 観察対象に光を照射し試料・標本から発する微弱な光(蛍光)を観察した画像 |
発売の概要
製品名 | 価格(税込み) | 発売日 |
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顕微鏡用デジタルカメラ「DP80」 | 2,182,425円~ | 2012年11月1日 |
主な特長
1.明視野観察画像※1と蛍光観察画像※2を1台で撮影可能
カラーCCDとモノクロCCDを搭載することにより、カラー撮影の長所である高い色再現性と、モノクロ撮影の長所である高感度を両立しました。簡単な切替え操作により、高い色再現性が求められる明視野観察画像(カラー)と、高感度が求められる蛍光観察画像(モノクロ)を撮影・記録することができます。
2.高い色再現性と高解像のカラー撮影
カラー撮影は広範囲の色調を再現するAdobeRGBをサポートしているほか、オリンパス独自の色再現アルゴリズムにより、わずかな色の違いの再現を可能にしました。また、カラーCCDに画素シフト方式を採用し、最大記録画像サイズ1250万画素相当の高解像を実現しています。
3.近赤外にも対応した高感度なモノクロ撮影
高感度モノクロCCDと高性能アンプを搭載し、カラー撮影では再現が難しい細胞からの微弱な蛍光も高感度でモノクロ撮影が可能です。モノクロCCDは幅広い波長に対応し近赤外線の感度も高いため近赤外波長を利用した細胞の深部観察にも有効です。
4.イメージングソフトウェア「cellSens®(セルセンス)」から撮影が可能
画像の撮影から計測・解析・レポート作成までを一貫しスピーディかつ快適なワークフローで行える当社イメージングソフトウェア「cellSens®」に対応しています。CCDの自動切替えやモノクロ画像とカラー画像を重ね合わせて1枚の画像に合成できるなど、効率よく顕微鏡画像を撮影できます。
主な仕様
撮像素子 | サイズ | [カラー]
2/3型 145万画素 カラーCCD RGB 原色オンチップフィルタ(Bayer配列) [モノクロ] 2/3型 145万画素モノクロCCD |
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スキャン方式 | プログレッシブスキャン方式 | |
カメラマウント | B4マウント(2/3型バヨネットマウント) | |
画像サイズ(カラー) | 4080x3072(画素シフト)
2040x1536(画素シフト) 1360x1024(1x1) 680x512(1x1) 680x510(2x2) 340x250(4x4) |
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画像サイズ(モノクロ) | 1360x1024(1x1)
680x512(1x1) 680x510(2x2) 340x250(4x4) |
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外形寸法/質量 | カメラヘッド | 133mm(W)x130mm(D)x139mm(H)/約2.5kg |
インターフェイスケーブル | 約2.8m/約0.23kg | |
外部トリガケーブル | 約0.2m/約40g | |
コントローラ | 100mm(W)x338mm(H)x381mm(D)(突起含まず)/約7.6kg |
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