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2014年10月1日

航空機体の材料内部の接着不良や剥離を検査する非破壊検査機器

複合材検査用探傷器「BondMaster 600シリーズ」を新発売

複合材検査用探傷器「BondMaster 600」 検査の様子

複合材検査用探傷器「BondMaster 600」

検査の様子

オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、科学事業の新製品として、航空機体などに使われる複合材料内部の接着不良や剥離(はくり)を非破壊で検査する複合材検査用探傷器「BondMaster(ボンドマスター) 600シリーズ」2機種(B600M、B600)を、2014年11月初旬から国内で発売します。

複合材検査用探傷器は、専用センサー(プローブ)を用いて検査対象物に超音波または可聴領域の音波を入射させ、対象物内部への伝わり方を解析することで、内部の接着不良や剥離を検査できる非破壊検査機器です。主に航空機のハニカムサンドイッチ構造の複合材を使用する部位のメンテナンス現場で活躍します。今回発売する「BondMaster 600シリーズ」2機種は、「BondMaster 1000e+」の後継機で、8年ぶりのモデルチェンジとなります。

航空機のメンテナンス現場では、検査対象物に応じたさまざまな検査を一貫して行いたいとのニーズがあります。当社は航空機の部材の内部および表面近傍の欠陥を検出する既存の製品に加え、今回の2機種を発売することで、こうしたニーズに応えます。

発売の概要

製品名 発売日(国内)
複合材検査用探傷器「BondMaster 600シリーズ」(B600M,B600) 2014年11月初旬
外寸:236×70×167mm/質量:1.7kg(バッテリーを含む)
2機種のうち、「B600M」は多用な機能を備えたハイクラスモデル、「B600」は基本機能に絞ったエントリーモデルです。
本製品は、海外関連会社を通し2014年10月1日から海外でも順次発売されます。

主な特長

  1. 薄型軽量ボディー(従来比厚さ約24%、質量約15%減)と、長時間駆動(約9時間)を実現
  2. 屋内外ともに視認性を向上させた大型カラーモニターを搭載

(科学事業とは)
「ライフサイエンス・産業事業」は、2014年4月1日より「科学事業」に名称を変更しました。
「医療」および「映像」と並ぶ、オリンパスの3大コア事業のひとつで、主な製 品は光学顕微鏡と工業用内視鏡および非破壊検査機器です。科学事業はこれらを通して、医療・生命科学・産業分野における研究開発、生産現場における品質向上、航空機や大型プラントなどの検査による社会インフラの安心・安全確保に貢献しています。

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