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2014年12月4日

2014年「内視鏡検査に関する意識アンケート」結果

約2万2000名が内視鏡検査の安心感などについて回答

オリンパスメディカルシステムズ株式会社(社長:田口晶弘)は、「内視鏡検査に関する意識アンケート」の2014年調査結果を、オリンパス運営の健康応援ポータルサイト「おなかの健康ドットコム」にて本日より公開します。アンケート回答者(22,026名)の内視鏡検査の受診経験者の割合は、上部内視鏡検査※1 で45.7%(男性:53.5%、女性:37.2%)、大腸内視鏡検査※1では23.1% (男性:29.8%、女性:15.8%)でした。

アンケート結果の特徴と主なポイント

1)初めて内視鏡検査の安心感について調査
2)検査を受けない最大の理由は「自覚症状がないから」、続いて「つらそうだから」 
3)検査を受けた人は「(検査が)つらくない」と思う傾向に

アンケート結果の詳細は健康応援ポータルサイト「おなかの健康ドットコム」でご覧いただけます。

アンケート結果についてのご講評: 田坂記念クリニック 山口芳美先生

観察も処置もできる内視鏡に安心感
内視鏡検査受診経験の有無に関わらず、約90%の方が「内視鏡検査は安心できる」と回答しています。腸内の粘膜表面を直接、詳細に観察できるのは、多数ある検査方法の中で内視鏡検査だけです。検査結果として鮮明な画像を示しながら、医師による説明を受けられる点が安心感に繋がっているのでしょうか。加えて、内視鏡には、早期であれば病変を取り除く処置も同時に行えるという大きなメリットがあります。これらの内視鏡検査のメリットについて、理解されている方が増えているのかもしれません。

田坂記念クリニック 山口芳美先生

胃や大腸の早期がんに自覚症状はないので検診受診を
内視鏡検査を受診しない理由として、上部内視鏡検査・大腸内視鏡検査のどちらも、「自覚症状がない」「つらそうだから」をあげた方が上位の結果となりました。一方で、「他の検査を受けているから」や、40代以上で「検査対象年齢ではないから」と回答している人が少ないことから、検査対象年齢であることを認識していながらも、自覚症状がないことや内視鏡検査がつらそうというイメージが先行し、胃や大腸の検診自体を何も受けていない、という方が数多くいらっしゃることが考えられます。一般的に、上部消化管(食道・胃・十二指腸)でも、大腸でも、早期のがんでは自覚症状がないので、早期発見のためには自覚症状がなくとも検診を受けていただくことが非常に大切です。胃がん検診・大腸がん検診の対象年齢の方(40歳以上の男女)は年に1回の検診受診を心がけましょう。

※1 内視鏡検査とは

内視鏡検査は、主に健康診断の一種として任意で行う人間ドックや、がん検診の一次検診で陽性反応が出た人に対する精密検査および、痛みなどの自覚症状がある人に対し、その原因をつきとめるための検査として行われます。上部内視鏡検査は、口や鼻から内視鏡を挿入し、食道、胃、十二指腸の検査を行うものです。大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の検査を行います。

アンケート結果の特徴と主なポイントの詳細

1)初めて内視鏡検査の安心感について調査
内視鏡の受診経験の有無を問わず、「内視鏡検査は、医師の目で直接観察してもらい、治療もしてもらえるので安心できる」に対して約9割の人が「そう思う」、「ややそう思う」と回答しました。(上部内視鏡検査:受診あり=97.0%、受診なし=90.2%/大腸内視鏡検査:受診あり=96.3%、受診なし=89.7%)

2)検査を受けない最大の理由は「自覚症状がないから」、続いて「つらそうだから」
受けていない(未受診)理由として、「自覚症状がないから」とする回答が最も多くなりました(上部内視鏡検査:34.8%/大腸内視鏡検査:35.2%)。次に「つらそうだから」が多く選ばれました(上部内視鏡検査:16.7%/大腸内視鏡検査:14.6%)。

3)検査を受けた人は「(検査が)つらくない」と思う傾向に
受診経験の有無で検査に対するイメージが大きく変わることが分かりました。検査を受けた人が「つらくない」と答える割合は、検査の経験がない人に対して約2倍でした。また、検査を受けた時期によっても、イメージに変化があることが分かり、10年以上前に受診した人に比べ、3年以内に受診した人は「つらくない」と答える傾向がありました。

内視鏡検査は「つらくない」と回答した割合

  受診あり 受診なし
合計 3年以内 10年以上前
上部内視鏡検査 42.7% 49.6% 29.8% 21.8%
大腸内視鏡検査 44.2% 47.7% 34.4% 19.5%

本アンケートについて

オリンパスは内視鏡メーカーとして、胃がんや大腸がんの早期発見・早期治療などに役立つ内視鏡検査について、より多くの皆さまにご理解いただきたいという願いから、2006年から毎年このような意識調査を行っています。今年は9回目となります。

アンケート実施概要

対象: 全国20歳以上の男女
方法: インターネット調査
「おなかの健康ドットコム(http://www.onaka-kenko.com/)」上の特設ページで実施
期間: 2014年7月11日から8月20日まで
回答者数: 22,026名(男性:11,532名、女性:10,494名)
設問数: 12問
代表的な内視鏡の例 上部内視鏡検査の様子(イメージ)
代表的な内視鏡の例 上部内視鏡検査の様子(イメージ)
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