ユーザーの視点で使いやすさを徹底追求 生物顕微鏡「CX43」「CX33」を発売
2017年4月27日
オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、科学事業の新製品として、ユーザーの視点で使いやすさを徹底的に追求した生物顕微鏡「CX43」「CX33」を、2017年4月27日から国内で発売します。
当社の生物顕微鏡は、生命科学の最先端研究や各種検査、大学の顕微鏡実習など幅広い分野で活躍し、ユーザーからも高い評価を得ています。その中でも、「CX」シリーズはさまざまな検査で日常的に使用される顕微鏡です。
今回発売する「CX43」「CX33」は、日々の検査で利用する顕微鏡に求められる使いやすさを検討し、開発を行いました。長時間の観察でも疲れにくく、簡単操作で幅広い観察方法にも対応できることに加え、LED光源による低ランニングコスト化や自然な色合いでの観察を実現しました。日々使われる顕微鏡だからこそ、ユーザーの立場に立ち、使いやすさを徹底的に追求しました。
発売の概要
商品名 | 発売日 |
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生物顕微鏡「CX43」「CX33」 | 2017年4月27日 |
主な特長
- 長時間の観察でも疲れにくい設計
- 簡単操作で、幅広い観察方法に対応
- LED光源を搭載し、低ランニングコストと自然な色合いでの観察を実現
市場導入の背景
検査の現場では、日常的に多くの標本を観察するため、「長時間の観察でも疲れにくく、かつ効率的に観察・検査を行える顕微鏡」が求められてきました。この要求に応えるため、ユーザーの立場に立ち、日々の使いやすさを徹底的に追求した生物顕微鏡「CX43」「CX33」を市場に導入します。
主な特長の詳細
1.長時間の観察でも疲れにくい設計
前機種に比べステージ高さを約70mm低くしたことで、接眼レンズ下に広い空間が生まれ、標本のチェックや交換がスムーズに行えるようになりました。標本を動かすステージハンドルやピントを調整するフォーカスハンドルの位置も低く設計したことで、机に手を置いたまま楽な姿勢での作業が可能になりました。これにより、長時間の検査作業でも疲れにくく、より快適な観察を行えます。
2.簡単操作で、幅広い観察方法に対応
コンデンサー※1 は対物レンズ・観察方法に応じてさまざまな種類がありますが、「CX43」で採用したユニバーサルコンデンサーは、2~100倍の対物レンズが利用可能で、明視野・暗視野・位相差観察に対応できます。これにより、幅広い倍率での観察や観察方法の切り替えを行う際に生じていた交換作業を省くことができ、日々の観察・検査をより効率的に行えます。
※1 コンデンサーは、光を集めて標本を照明する役割をもつ。観察方法により適切な照明方法が異なるため、通常は用途に応じてコンデンサーを交換する
3. LED光源を搭載し、低ランニングコストと自然な色合いでの観察を実現
長寿命・省電力のLED光源(寿命約6万時間)※2 の搭載により、光源の交換の手間を省くとともに低ランニングコスト化を実現しました。また、染色した標本を自然な色合いで観察できるよう、検査に適したLED光源を採用しています。
※2 当社基準による
「CX43」の主な仕様
光学系 | UIS2光学系システム(無限遠補正) |
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レボルバー | 5穴レボルバー、アーム固定、内向き |
コンデンサー | アッペコンデンサー 開口数(NA):1.25、開口絞り内蔵 |
接眼レンズ | 10X(視野数:20、防カビ処理) |
(科学事業とは)
主な製品は光学顕微鏡と工業用内視鏡および非破壊検査機器です。科学事業はこれらを通して、医療・生命科学・産業分野における研究開発、生産現場における品質向上、航空機や大型プラントなどの検査による社会インフラの安心・安全確保に貢献しています。
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