オリンパスがエチコンの子宮鏡下手術システムGYNECARE VERSAPOINTTMの販売を承継
2019年10月16日
オリンパス株式会社(代表取締役社長:竹内康雄)とジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 エチコン事業部(以下、エチコン)は、エチコンのバイポーラ子宮鏡下手術システムGYNECARE VERSAPOINTTMの販売およびマーケティング活動を2020年1月1日よりオリンパスが引き継ぐ契約を締結しました。これにより、オリンパスは婦人科事業において、当社の低侵襲治療のための技術・製品をより多くの患者さんや顧客に提供することが可能になります。
オリンパスは、これまで、GYNECARE VERSAPOINTTMバイポーラ子宮鏡下手術システム(ヒステロレゼクトスコープ、高周波焼灼電源装置、電極)をGYNECARE(エチコンの一部)に納入してきました。GYNECARE VERSAPOINTTMシステムは、世界中の医療従事者によって、子宮内筋腫、ポリープ、子宮内癒着、子宮中隔などの各種子宮内病変の治療に使用されています。オリンパスは引き続き本製品の製造を行うとともに、GYNECARE VERSAPOINTTMの販売およびマーケティング活動を引き継ぎます。また、本合意の一環として、GYNECARE VERSAPOINTTMの商標権も取得します。今後段階的に、現行のGYNECARE VERSAPOINTTMのレゼクトスコープを現在オリンパスが販売している8.5m径のスコープに置き換わります。
2020年1月1日以降、欧州の大半の国と北米※、GYNECARE VERSAPOINTTM製品の販売にEUの適合宣言のみが必要な国々において、オリンパスがエチコンの事業活動を承継します。エチコンは、オリンパスが販売を承継することに関して各規制当局の承認が得られるまで、該当地域の顧客にGYNECARE VERSAPOINTTM製品を提供し続けます。また、オリンパスはGYNECARE VERSAPOINTTMの高周波焼灼電源装置に関する修理サービスも提供します(提供可能な地域に限り)。ただし、GYNECAREの子宮鏡(ヒステロスコープ)については今回の契約には含まれず、エチコンにとどまります。
オリンパスの婦人科向け事業のグローバルヘッド、Manisha Shah-Bugajは、以下のようにコメントしています。「GYNECARE VERSAPOINTTM外科手術システムはオリンパスの製品のラインアップを補ううえで非常に重要であり、婦人科医の皆様に優れた低侵襲治療を提供したいという当社の方向性を支えるものとなります。今後も、グローバル・メッドテック・カンパニーとして、より多くのお客様や患者さんを支えるために事業を展開していきます。」
※ 本製品の米国での販売承認は未取得です。
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