オリンパスの代表執行役社長兼CEOに内定し、光栄に思うとともに、身の引き締まる思いです。数年にわたる当社の変革を基盤に、私たちは、医療 従事者と患者さんのための医療水準の向上に集中し、グローバルな事業 発展とプロセス改善をさらに前進させることができると考えています。今から 3~5年先を見据え、技術革新、研究開発、外部資源による成長、競争力、人材育成、サステナビリティを取り組むべき重要なテーマと考えています。
代表執行役社長兼CEO交代のお知らせシュテファン・カウフマン取締役執行役CAOを代表執行役社長兼CEOに内定
医療水準の向上を目指し、真のグローバル・メドテックカンパニーとして成長を加速
2022年10月21日
オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、2023年4月1日付で、取締役代表執行役社長兼CEO(最高経営責任者)竹内康雄が退任し、後任として取締役執行役CAO(最高管理責任者)シュテファン・カウフマンが就任する役員人事を内定しました。竹内康雄は、取締役代表執行役会長兼 ESGオフィサー(ESG担当役員) に就任する予定です。なお、本人事は2023年3月末の取締役会において正式に決定いたします。
本役員人事は、オリンパスが真のグローバル・メドテックカンパニーとして企業価値の創造を推進するにあたり、経営基盤の強化と成長を目的としています。竹内は、オリンパスのグローバル化ならびメドテックカンパニーへの転換に向けた企業変革を牽引してまいりました。今後、カウフマンは、医療水準の向上を目指し、経営理念であるOur Purpose「世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現」を実現すべくオリンパスを成長させます。
代表執行役社長兼CEO交代の背景
竹内は、直近4年間にわたり、オリンパスの103年の歴史の中で最も大規模な企業改革を推し進めてきました。また、竹内は映像事業と科学事業の譲渡と医療分野への集中を決定。数多くの構造改革と業務改革に取り組むことで、生産性向上、新たなイノベーションを備えた製品開発、顧客中心の考え方の浸透を実現しました。
特に、当社のガバナンス体制を指名委員会等設置会社に変更し、同時に少人数の経営執行役体制を構築することで複雑だった社内の意思決定を合理化。経営の俊敏性を高め、併せて取締役のダイバー シティーを高めることでグローバルガバナンスを強化しました。さらに研究開発体制を拡大し、世界規模での事業管理を徹底。同時にM&Aやアーリーステージの企業への投資を通じ、次なるイノベーション創出の 促進に取り組みました。近年の不安定な経済環境のもと、当社は確実に実績を積み上げ、2023年 3月期に営業利益率20%超の目標に向けて様々な施策を実行しております。
新たに代表執行役社長兼CEOとなるシュテファン・カウフマンは、オリンパスで20年にわたり要職を務めてきました。人事経験が長い一方、欧州・中東・アフリカ地域においてオリンパスの変革を推進してきました。直近では2019年以降、執行役の一員として CAO(最高管理責任者)、CSO(経営戦略統括役員)、CTrO(最高変革責任者)を務め、企業変革プラン「Transform Olympus」の実行を牽引いたしました。2023年4月より、カウフマンは、医療機器業界においてオリンパスの持続的な成長を推進し、医療現場のニーズの変化やESG指標への取り組みに対応するなど、最善を尽くします。
カウフマンのリーダーシップのもと、オリンパスは、引き続きお客様を第一に考え、研究開発、M&A、投資、業界パートナーとの共創を通じて、イノベーション創出のサイクルを加速し企業価値の向上を目指します。そして、日本およびグローバルにおける組織健康度の向上と人材育成に注力します。
執行役の体制変更について
このたびの役員人事にともない、執行役の体制を変更します。CAO(最高管理責任者)とCOO(最高事業責任者)の役職を解消し、内視鏡事業・治療機器事業のビジネスリーダー、CQO(最高品質法規制責任者)、チーフヒューマンリソーシズオフィサー(最高人事総務責任者)、およびCSO(最高 経営戦略統括責任者)が執行役(グローバルエグゼクティブコミッティー)の一員となります。その結果、経営に多様な価値観を取り入れることが出来るようになり、グローバル・メドテックカンパニーとして最適な組織体制を構築していきます。
シュテファン・カウフマンのコメント
竹内康雄のコメント
オリンパスの歴史的な瞬間に立ち会うことができ、光栄に思っています。 2019年に発表した経営戦略の最初の3年間が終了し、変革の基盤が 完成しました。これからは真のグローバル・メドテックカンパニーとして成長を 加速させ、事業を発展させるための次のフェーズに移行します。シュテファンが この勢いを継続してくれると、私は確信しています。彼は、当社のグローバル ヘルスケアへの貢献を後押しし、消化器科、泌尿器科、呼吸器科の分野で様々なニーズに応えるために、「Transform Olympus」の実行とオリンパスの将来像の形成に尽力してきました。その過程で私は、シュテファンとは15年以上にわたって密接に協力してきました。今後も連携しながら、シュテファンがオリンパスを次の成長へ導き、組織を効率的に運営できるように、サポートしていきたいと考えています。
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