オリンパス、 「Chief Diversity, Equity and Inclusion Officer」
新設のお知らせ楊文蕾 執行役員が就任。新DEI戦略を推進し、事業の成長をけん引
2023年5月29日
オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、2023年6月1日付で、CDO(チーフ ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン オフィサー)を新設し、執行役員の楊文蕾(やん うぇんれい)が就任することをお知らせします。
楊は2023年5月12日に発表された新たなグローバルESG戦略の一環として設定されたダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)の戦略に関する取り組みを監督、推進するために、新たな役割を担います。オリンパスは、全世界の事業所において、DEIを実現する取り組みを深化させ、健やかな組織文化の醸成を図っていきます。
楊は1992年にオリンパスに入社し、中国、香港、日本でのグローバルセールス、マーケティングを中心にさまざまな役職に就いてきました。2010年以降、営業・マーケティング本部長兼イメージング事業部長などを歴任。その後、2019年に、オリンパス(中国)有限公司董事⾧、2023年に、日本統括役員に任命されました。今後は、日本統括役員を継続しながら、CDOとして、オリンパスのグローバルDEI戦略に関する取り組みを加速してまいります。
執行役 CHRO(最高人事総務責任者)大月重人コメント
DEI施策に関する従業員の皆さんの期待や社会の要請は常に変化しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、オリンパスには常に最新のトレンドを把握し、ステークホルダーの期待に応えるために適切な施策を執り行っていく責務があります。この新しいポジションの創設により、オリンパスのDEI施策におけるグローバルガバナンス体制の確保にも寄与します。楊の経験豊富なリーダーシップが、私たちの組織をDEIの目標に向けて推進することを確信しています。
オリンパスは、多様な人材が互いを受け入れ、一人ひとりがベストな状態でパフォーマンスを発揮できるよう、インクルーシブな文化や公平なシステムの構築に継続的に取り組んでいます。さらに、ビジョンを描き、組織を前進させるための段階的な計画を策定しました。初期段階で基盤が整えられた後、社内のプロセスやシステムをDEIの視点から見直すことで、最終的には、DEIが日常業務の一部となり、外部パートナーや社会全体に対しても貢献できることを目指します。
グローバルにおける戦略的な重点領域※1
- ジェンダーとライフプライオリティ
女性、及びライフイベントによって時間的な制約を抱えるすべてのケアテイカー※2をサポートする。 - 国籍・文化
多様性を高め、あらゆる国籍・文化、言語を持つ人々に機会へのアクセスを公平に提供する。 - キャリア・経験
幅広い経験を増やし、チームや組織の視野を広げる。 - インクルーシブな環境
誰もが自分らしくいられて、安心して発言でき、積極的に協力し合えるような環境を構築する。
上記4つのテーマを推進するため、現在進行中の取り組み※3に加え、新たな取り組みを全世界の従業員に導入していきます。
DEIの取り組みを加速するためのKPIと目標
- 2027年度末までに、女性管理職比率をグローバルで30%、オリンパス株式会社(日本)で13%を目指す。
- 2025年度末までに、オリンパス株式会社(日本)の男性育児休業等取得率100%を達成する。
- 国籍・文化の多様性を高め、従業員エンゲージメント調査のスコアを向上させる。
※1 DEIの取り組みにおいて、オリンパスはダイバーシティの他の柱である年齢、人種、性的指向、性自認、社会経済的地位、民族、障がいの有無、能力、国籍・文化、言語、宗教、意見、政治的な立場などについても、すべて等しく重視しています。各地域の事情や特性を考慮した上で、その地域で推進すべき柱について、引き続きそれぞれのダイバーシティを高め、エクイティを強化していきます。
※2 仕事をしながら子供や両親、家族などの世話をする必要がある人たちのこと
※3
マネージャー向けのグローバル共通DEIトレーニング、男女ともに自立したキャリアと育児の両立支援強化、グローバルポジションに応募する機会の提供、言語学習の機会提供、ピアラーニング・プログラムの試験的運用など
オリンパスについて
オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発⾒、診断、そして低侵襲治療に役立つ最適なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療⽔準の向上に貢献してまいります。創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。詳しくはオリンパスの公式サイト(www.olympus.co.jp)ならびにTwitter(@Olympus_Corp_JP)をご覧ください。
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