オリンパスの3製品が「2023年度グッドデザイン賞」を受賞外科手術用内視鏡システム・内視鏡処置具群・汎用超音波画像診断装置

2023年10月5日

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オリンパス株式会社（以下、オリンパス）は、内視鏡関連機器など計3製品において、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2023年度グッドデザイン賞」を受賞したことをお知らせします。また、内視鏡処置具群に関しては「グッドデザイン・ベスト100」に入賞いたしました。

「2023年度グッドデザイン賞」受賞製品と審査委員の評価コメント

外科手術用内視鏡システム「VISERA ELITE Ⅲ」

がんなどの病変部摘出を目的に、腹部や胸部などに開けた数カ所の穴から外科手術用内視鏡と専用器具を挿入して行う手術（内視鏡外科手術）に使用するシステムです。4Kや3D、その他特殊光観察方式を1つのプラットフォームで対応可能となり、医療現場のニーズに合わせて機能を選択拡充できます。これにより、医療現場の効率化と内視鏡外科手術の質の向上に貢献します。

審査委員の評価コメント

腹/胸を開けずに小さな穴から内視鏡を挿入して行う腹腔鏡手術に使用するシステムである。いうまでもなく、高度な熟達が求められる複雑な術式を、効率的・効果的に行えるよう革新的にデザインされている点が高く評価された。またデザインの背景には、医師と患者双方の負担軽減およびウェルビーイングの向上にむけた強い想いも感じられ、社会インフラとしての医療機器デザインにおけるひとつの道しるべになる取り組みである。

内視鏡処置具群「MP Knife、Flex Lifter、Sutu Artほか6種」　［グッドデザイン・ベスト100］入賞

汎用超音波画像診断装置「EU-ME3」

膵臓がん・肺がんの精密検査や胃がん・食道がんの深達度診断などを目的に、先端に超音波振動子がついた内視鏡（超音波内視鏡）と接続して超音波を送受信する装置です。超音波内視鏡の先端を胃などの消化管にあてることで、消化管の奥に存在する腫瘍などの病変を超音波画像で描出することができます。観察範囲にある組織の硬さの情報を数値化する機能も有し、質の高い内視鏡診断・治療の実現に貢献します。

審査委員の評価コメント

UI/UXのデザインについては高いレベルで工夫がなされており、さらにはその背景にある「質の高い超音波検査を安全で手軽なものにすることで人々の健康に貢献していくのだ」という強い想いが感じられる点も高く評価された。志が高いだけに、さらなる改善や革新が期待でき、今後も引き続き医療現場とデザイナーとの真剣な共創が楽しみである。

「グッドデザイン賞」とは

公益財団法人日本デザイン振興会が主催する1957年からスタートした総合的デザインの評価・推奨制度です。グッドデザイン賞 を受賞したデザインには「Gマーク」をつけることが認められます。「Gマーク」は創設以来半世紀以上にわたり「よいデザイン」を示すシンボルマークとして広く親しまれています。

本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。

オリンパスについて

オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発⾒、診断、そして低侵襲治療に役立つ最適なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療⽔準の向上に貢献してまいります。創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。詳しくはオリンパスの公式サイト（www.olympus.co.jp）ならびに X（@Olympus_Corp_JP）をご覧ください。