オリンパス、内視鏡システム「EVIS X1」を米国で発売 内視鏡による診断治療の質・検査効率向上を目指した機能を搭載

2023年10月19日

(現地時間:2023年10月19日) <ご参考:OCAニュースリリース抄訳> オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、内視鏡システム「EVIS X1(イーヴィス エックスワン)」を10月19日(現地時間)から米国で発売します。 「EVIS X1」は、2020年4月から欧州とアジア一部地域、同年7月から日本で発売している当社最上位機種の内視鏡システムです。米国においては、上部消化管汎用ビデオスコープ「GIF-1100」および大腸ビデオスコープ「CF-HQ1100DL/I」とあわせて、2023年5月に米国食品医療品局(FDA)より認可を取得しています。

オリンパスの消化器内視鏡システムは、胃食道逆流症、胃潰瘍、クローン病、セリアック病、大腸がんをはじめとした消化器の上部・下部の病気や病変に対して、医師による診断、治療、観察に活用されています。もっとも一般的な使用用途の一つとして、医師が内視鏡を通して病変の粘膜を観察し、がんにつながる可能性のあるポリープを切除することなどがあげられます。「EVIS X1」に追加された独自のイメージング技術により、異変を視覚化することで、医師の支援に貢献します。また、内視鏡の操作部にErgoGripを搭載しました。従来の操作部より10%軽量で、人間工学に基づいて快適で安定したスコープの操作性の向上に貢献。手が小さいユーザーを考慮して設計されています。

米国癌協会によると、大腸がんは男女ともに3番目に多いがんの種類であり、年間153,000の症例があると推定されています1。大腸がんは予防、および治療が可能で、早期段階で発見された場合の5年生存率は最大91%です2。早期発見・早期診断は、がんの予防において重要な要素です。「EVIS X1」は、操作性、観察性能、効率性の向上による低侵襲治療をサポートする機能により、がんのより確実な診断や治療に貢献します。

なお、「EVIS X1」は10月20日~24日、米国消化器病学会の年次会議(カナダ、バンクーバー)にて出展を予定しています。


内視鏡システム「EVIS X1」

内視鏡システム「EVIS X1」の詳細については、こちらをご確認ください。

本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。

1 米国癌協会(American Cancer Society), “Key Statistics for Colorectal Cancer.” Rev. January 2023

2 米国癌協会(American Cancer Society), “Survival Rates for Colorectal Cancer.” Rev. March 2023

オリンパスについて

オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊さの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発⾒、診断、そして低侵襲治療に役立つ最適なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療⽔準の向上に貢献してまいります。創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。詳しくはオリンパスの公式サイト(www.olympus.co.jp)ならびにX(@Olympus_Corp_JP)をご覧ください。


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