オリンパスとテルモ、包括的業務提携から個別取引契約へ移⾏のお知らせ

2023年10月31日

 

オリンパス株式会社

テルモ株式会社

 オリンパス株式会社(以下、オリンパス)とテルモ株式会社(以下、テルモ)は、このたび、2005年に締結した「医療機器開発に関する包括的業務提携契約」 を終了し、個別取引契約に移行することに合意しました。

 両社は、2005年に、資本提携によるパートナーシップの強化、および、協業推進体制の強化を主な目的に、包括的業務提携契約を締結しました。本業務提携のもと、消化器領域では膵、胆管などの内視鏡治療に使用するディスポーザブルガイドワイヤー「VisiGlide」 、心臓血管外科領域では、内視鏡下大伏在静脈摘出術※1 (Endoscopic Vein Harvesting) で使用する「Virtuosaph」を開発し、オリンパス、テルモのそれぞれの販路を通じて販売して参りました。また、製品開発以外では資本提携に加え、人材交流など経営資源の相互活用を行いました。

 2017年には、資本関係がなくとも良好な協力関係が継続できると両社で判断し、資本提携を解消しました。
 これらを踏まえ、両社は「包括的業務提携」の目的は達成したため、今後は、個別の取引契約のもと、製品開発、および、販売において協力体制を継続することに合意しました。

 今後もオリンパス、テルモ両社の強みと良好な協力関係を活かして、医療機器やソリューションをグローバル市場に提供し続けることで世界の医療水準の向上に努めて参ります。

1 脚に⼩さな⽳をあけて、内視鏡を挿⼊し、⾎管を剥離、摘出する⽅法




オリンパス概要

 オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発⾒、診断、そして低侵襲治療に役立つ最適なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療⽔準の向上に貢献してまいります。
 創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。

テルモ概要

 テルモは、「医療を通じて社会に貢献する」という理念を掲げ、100年の歴史を持つ医療機器メーカーです。日本に本社を構え、世界160以上の国と地域で事業を展開、30,000人以上のアソシエイト(社員)が革新的なソリューションを届けるために日々働いています。
 国産体温計の製造に始まり、設立以来、医療の基盤を支え続けてきました。現在は、カテーテル治療、心臓外科手術、薬剤投与、糖尿病管理、腹膜透析、輸血や細胞治療などに関する幅広い製品・サービスを提供しています。
 テルモは、患者さんや医療従事者をはじめ、広く社会にとって価値ある企業を目指します。

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