オリンパス、CDPから気候変動分野で最高評価となる「Aリスト」を取得

2025年2月10日



オリンパス株式会社(以下、オリンパス)は、国際的な環境非営利団体であるCDP※1より、2024年度の最高評価「Aリスト」企業に選定されました。Aリストは気候変動に関する目標設定や取組みなどにおいて優れた活動を行う企業に与えられるものです。

CDPは世界の主要な企業・自治体を対象に、気候変動対策や水資源管理などの情報開示を求める質問書を送付し、その回答内容をもとに環境問題への対応を評価しています。今回の評価対象は全世界で約24,800社、日本企業は2100社以上です。

オリンパスグループは、ESG戦略の重要領域のひとつに「社会と協調した脱炭素・循環型社会実現への貢献」を設定し、気候変動ならびに循環経済への取り組みを推進しています。脱炭素社会の実現に広く貢献するため、2023年5月にサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を2040年までにネットゼロとする目標を策定し、2023年11月にSBTi※2よりネットゼロ※3目標の認定を取得しました。

また、製造プロセス改善や省エネ施策を推進するとともに、⾃社の事業所における全消費電⼒を再⽣可能エネルギー由来に段階的に切り替えるなど、温室効果ガス排出量削減に向け取り組みを加速させています。 さらに、サプライチェーン全体の環境負荷削減の重要性も認識しており、環境配慮型製品の開発、物流効率改善、サプライヤーとの協働による温室効果ガス排出量についての削減⽬標の設定や脱炭素活動への⽀援に継続的に取り組み、持続可能なビジネスの実現を目指しています。

オリンパスグループの取り組みに関する詳細は、サステナビリティページをご覧ください。

取締役 代表執行役 会長兼ESGオフィサー(ESG担当役員)竹内 康雄 コメント

私たちは当社の存在意義である 『世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現』を実現するうえで、ESGの考え方を経営戦略に組み込むことが重要と考え、さまざまな取り組みを積極的に展開しております。今回のAリスト取得は、当社の気候変動に対する取り組みや透明性の高い情報開示が評価されたものだと認識しています。今後も当社の存在意義の実践を通じて、地球・社会の持続的な開発・発展に貢献することで、オリンパス自身も持続的な成長や価値創造が実現できると考えています。

※1 企業や自治体の環境情報開示のための世界的なシステムを運営する非営利団体。2000年の設立以来、CDPは資本市場と企業の購買力を活用することで、企業が環境影響を開示し、温室効果ガスを削減し、水資源や森林を保護する取り組みを先導してきました。CDPは、TCFD に完全に準拠した質問書に基づく、世界最大の環境データベースを有し、CDPスコアは、ネットゼロ、持続可能でレジリエントな経済を構築するために、投資や調達の意思決定に広く活用されています。

※2 WWF、CDP、世界資源研究所(WRI)、国連グローバル・コンパクトによる共同イニシアティブ。企業に対し、気候変動による世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べ1.5度に抑えるという目標に向けて、科学的知見と整合した削減目標を設定することを推進しています。

※3 最新の気候科学(1.5℃シナリオ)に沿って温室効果ガス排出量(Scope1、2、3*)を可能な限り削減(90%以上)し、残存する温室効果ガス排出量(10%未満)に相当する量を炭素吸収・除去由来クレジット(植林やCO2回収・貯留など)で均衡させること。
*Scope 1:敷地内における燃料の使用による直接的な温室効果ガス排出
Scope 2:敷地内で利用する電気・熱の使用により発生する間接的な温室効果ガス排出
Scope 3:その他の間接的な温室効果ガス排出(Scope1、Scope2を除く)

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オリンパスについて

オリンパスは「私たちの存在意義」として掲げる、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現を目指しています。世界をリードするメドテックカンパニーとして、私たちは医療従事者の方々と共に、病変の早期発⾒、診断、そして低侵襲治療に役立つ革新的なソリューション・サービスの提供を通じて対象疾患における医療⽔準の向上に貢献してまいります。創業から100余年、オリンパスはこれからも世界中のお客様に最適な価値をもたらす製品を提供することで、社会への貢献を目指します。詳しくはオリンパスの公式サイト(www.olympus.co.jp)ならびにX(@Olympus_Corp_JP)をご覧ください。


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