シミュレーションの活用によって、設計業務の効率化を図る部署に所属しています。シミュレーションとは、いわゆるバーチャル実験のこと。本来は現物を試作して実験するところ、コンピュータ上で擬似的に実験することにより、試作費用の削減や期間の短縮を実現し、より高機能な製品の開発を可能にします。
その部署の中で私は、医療事業を手がける設計部署に常駐して、シミュレーションを駆使して設計者からのさまざまな依頼や相談に応える業務を担当しています。
シミュレーションは、その結果が、設計者の判断に大きく関わる責任重大な仕事です。ですから、設計者とは密にコミュニケーションを取るよう心がけています。依頼や相談を受けた際にも時間をかけて打ち合わせをし、どんなことを実現したいのか、どんな点に困っているのかといった真のニーズを捉えて、そのために必要なシミュレーションを検討するようにしています。