2016年4月より、医療品質保証部の開発品質・環境推進グループのグループリーダーに着任しました。長年、製品評価の担当者として勤務してきましたが、現在は主にメンバーを取りまとめるマネジメント業務を担っています。
グループでは、消化器・外科内視鏡や、内視鏡用の処置具・洗浄機、治療機器といった医療機器の新製品評価を行っています。この業務では、仕様や性能などがきちんとユーザーのニーズにマッチした製品になっているかを確認することが肝心です。とりわけ安全性には慎重を期し、製品寿命に達した時の壊れ方など常に最悪のケースも想定して製品評価を行う必要があります。しかし、医療機器のユーザーは医師や看護師といったプロ。自らユーザーになり得る一般消費者向け製品とは異なり、なかなか相手の立場を把握しきれないのが難点です。それを克服するには、医師のもとを訪れて使用中の様子を見学したり、直接意見をいただいたりしながら、現場の生の声を収集していきます。