医学・生物学の観点から、開発品の有効性や安全性を評価するための方法を開発し、評価を行い科学的データを取得することで、製品の有効性・安全性を検証しています。中でも、私が主に担当しているのは、手術用の内視鏡をはじめとする外科系製品です。開発の序盤では製品のコンセプトの確認や実用化判断、中盤では開発品の有効性・安全性確認のための評価や評価結果をもとにした設計への反映、終盤ではユーザーである医師をはじめとする医療従事者のニーズに合致した製品になっているかの確認や、法規制当局への申請に必要な科学的データの取得等、あらゆるフェーズに関わっています。
評価の過程で、ユーザーに開発品を使用してもらうことも少なくありません。例えば外科系の製品であれば、実際の手術現場を模擬した環境で評価していただくことで、医療現場の意見を設計に確実に反映できるように心掛けています。