修理技術部のプロダクションコントロールというところで、修理データをもとに、製品や修理工程の品質をモニタリングする仕事を担当しています。全世界の拠点で発生する修理件数は、1カ月あたり約3万件。オリンパスで取り扱うほとんどが医療機器なので、なるべく短い期間で正確に修理を終え、お客様へお返ししなくてはなりません。各修理拠点が問題なく機能しているかどうかを、修理データから確認しています。また、大量なデータの長期的な分析を通して、製品の品質確認を行うことも仕事のひとつです。修理率の急激な上昇を検知したり、修理内容を精査したりして、お客様にご迷惑をおかけするような品質的な不具合が起きていないか、開発段階では想定できていなかった破損が生じていないかを見極めます。
内視鏡は人の体内で使用するものだからこそ、壊れないということより、患者さんの身体を傷つけないということが大事。無理な使い方をすると、“安全に壊れる”ことが大切だと思うようになりました。故障の種類は実にさまざまですが、医師・コメディカルの方々や患者さんにご迷惑をおかけするような壊れ方をしていないかを、とくに注意して見るようにしています。