SCM(サプライチェーンマネジメント)においてさまざまな仕事がある中で、世界約15カ国の現地法人や代理店に向けた医療機器や修理・製造用の部品の輸出手配業務を統括することが私の主な仕事です。また、リーダーとして、輸出業務に関するメンバーの困りごとの相談役も務めています。輸出入の制度が確立されていない東南アジア各国から寄せられるイレギュラーな問い合わせ、要望への対応について助言することが多いですね。
国ごと、輸入者ごとにルールが異なりますし、『うちのやり方に従ってもらわないと困る』『減免税の手続きをしたいから、原産地証明書を発行してほしい』という具合に、最終的な納入先となるお客様からもさまざまな要望が寄せられます。ビジネスを成り立たせるためには、そうした注文に一つひとつ応えていく必要があるため、定型化を目指してはいるものの、不規則な作業が多いのが輸出手配業務の特徴です。
開発部門など、普段は輸出に関わらない社内の各部署からの相談にも対応しています。『評価用のサンプルを輸出したいが、どうすればいいか?』『貿易をするに当たって、どのように相手先と条件を整合すべきか』といった悩みに答えています。