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2002年 9月17日
更新日:2003年 1月30日
“ウルトラズーム”デジタルカメラの最新モデル
「CAMADIA C-730 Ultra Zoom」 新発売
光学10倍ズームの撮影を3.2メガピクセルの高画質で
世界初、スマートメディアと
次世代記録メディア「xDピクチャーカード」の双方に対応
「CAMEDIA C-730 Ultra Zoom」 背面部
前面 背面
「CAMEDIA C-730 Ultra Zoom」
オリンパス光学工業株式会社(社長:菊川 剛)は、光学10倍ズームレンズ(35mm換算38mm-380mm相当)を搭載した3.2メガピクセルの超望遠コンパクトズームデジタルカメラ「CAMEDIA(キャメディア) C-730 Ultra Zoom」を2002年 9月28日から発売します。
「CAMEDIA C-730 Ultra Zoom」は、2001年 3月に発売し好評を博した「C-700 Ultra Zoom」(2.0メガピクセル、光学10倍ズーム)、今年 5月に発売した「C-720 Ultra Zoom」(3.0メガピクセル、光学8倍ズーム)に続く、オリンパスが得意とする“ウルトラズーム(超望遠ズーム)”の最新機種です。光学10倍ズームレンズを3.2メガピクセル機に搭載することで、迫力の超望遠撮影と中・上級ユーザーも満足いただける高画質を同時に実現しました。
さらに、4cmの至近距離で被写界深度の浅さを活かした鮮やかな接写撮影ができる「スーパーマクロ機能」や、撮影時の明るさ(輝度情報)を視覚的にグラフ表示することで露出設定などをサポートする「ヒストグラム機能」、最長約28分の「動画撮影」、「録音機能」など、デジタルカメラの強みを存分に活かした多彩な新機能を搭載。また、より高精細な18万画素TFTカラー液晶ビュ―ファインダ(EVF)を搭載することで撮影時の被写体の状況やピント確認をより忠実に行うことも可能にしました。
※128MBの記録メディア使用時
また記録メディアには、世界で初めて、従来からのスマートメディアに加え、将来 8GBまでの大容量化が予定されている新規格「xD-Picture CardTM (xDピクチャーカード)」の双方を使用可能にしました。「xDピクチャーカード」が超小型である特長を活かし、カメラ本体のサイズを大きくすることなく2つのメディアを使用可能にしています。
発売の概要
製品名 メーカー希望小売価格(税別) 発売日
デジタルカメラ:
「CAMEDIA C-730 Ultra Zoom」
オープン価格 2002年9月28日
主な特長
  • 高倍率光学10倍ズームレンズを搭載した3.2メガピクセルモデル(カメラ部有効画素数:320万画素)で、超望遠高画質撮影が可能
  • 「スーパーマクロ機能」、「ヒストグラム機能」などデジタルならではの多彩な機能を搭載
  • CAMEDIAシリーズで初めて新規格記録メディア「xDピクチャーカード」に対応
開発の背景
現在のデジタルカメラ市場は、市場の拡大とともに、さまざまな撮影ニーズに応じた製品が求められるようになりました。中でも、ダイナミックな望遠撮影ができる光学8倍・10倍ズームレンズを搭載したコンパクトタイプのデジタルカメラは、運動会や学芸会など子どもの撮影機会の多いファミリー層や、スポーツ観戦・アウトドアを楽しむユーザーなどを中心に関心が高まっています。2001年 3月に発売した「C-700 Ultra Zoom」は、当社のベストセラー商品の1つとなっています。
オリンパスは優れたレンズ設計技術により、小型化と手ごろな価格設定が難しい"超望遠ズーム"のコンパクトデジタルカメラを最初に開発し、その後も積極的に製品を導入してきました。とりわけ光学8倍以上のズームレンズを搭載した小型のデジタルカメラは、現時点で当社製品のみとなっています。オリンパスは今回の「C-730 Ultra Zoom」を導入することにより、さらなる成長の見込める「超望遠コンパクトズームデジタルカメラ市場」において「ウルトラズーム=オリンパス」という確固たるポジションの確立を目指します。
主な特長の詳細
  1. 進化したウルトラズーム~光学10倍ズームで3.2メガピクセルの高画質を実現
    「C-700 Ultra Zoom」で好評をいただいたF2.8-3.5の明るく高性能な光学式10倍ズームレンズ(35mm換算38mm-380mm相当/非球面レンズ2枚使用)を改良し、さらなる高解像を可能にしました。3.2メガピクセルとの組み合わせにより、より高画質な超望遠撮影を楽しむことができます。3倍デジタルズームと組み合わせたシームレスズームを使用することで、最大30倍、35mm換算で1140mm相当の超望遠撮影も可能です。

    さらに、夜景撮影など長時間露出時特有のノイズを除去する「ノイズリダクション機能」や、リサイズ時に被写体の質感を損なうことなく忠実で滑らかな画像を再生する独自の画像処理技術「TruePic処理」など、これまでのCAMEDIAシリーズで実績のある技術も採用し、3.2メガピクセルモデルの実力を存分に引き出した高画質を実現しています。

  2. デジタルならではの多彩な新機能
    • 最高4cmまでの接写ができる「スーパーマクロ機能」
      「C-730 Ultra Zoom」では、最高4cmまで近接して鮮やかに撮影できる「スーパーマクロ機能」を採用しました。被写界深度の浅さを効果的に活かしながら、およそ33mm×44mmの被写体を画面いっぱいに写すことができ迫力あるマクロ撮影が可能です。

    • 被写体の輝度情報を視覚的に表示可能な「ヒストグラム機能」
      被写体と露出の関係を視覚的に表現するヒストグラム(輝度成分グラフ)を、再生時と撮影時に表示することが可能です。ファインダおよび液晶モニタ上で、データとして露出を確認することで、より厳密な露出コントロールが可能となり、撮影者の露出意図を確実に再現することができます。液晶モニタが見づらい屋外等においても露出状況を客観的に判断することが可能です。

    • 多彩な「シーンプログラム」と4種類の「マイモード機能」
      手軽に、撮影シーンに合った最適な撮影が出来る6種類のシーンプログラム(ポートレート、 セルフポートレート、スポーツ、風景、夜景、記念写真)を搭載しています。

      これに加え、自分だけの細かな撮影条件の設定を登録できる「マイモード機能」を4種類まで 登録できるので、自分だけのこだわりの撮影モードへいつでも瞬時に切り替えることが可能です。またカメラの上面に配した大型のモードダイヤルは360度回転するため、急な撮影時でも自在に回して希望シーンを選ぶことができます。

    • 最長約28分の動画撮影が可能
      新開発のブロードモーションストリーミング技術により、従来大幅に時間がかかっていた動画処理を大幅に高速化し、内部バッファメモリ容量による制限を排除。記録メディアのメモリ容量をフルに活用した音声付動画収録を可能にしました。128MBの記録メディアを使用した場合、最長約28分(1701秒)の動画を撮影することができます。またスピーカー内蔵のため、 撮ったその場で音声付画像を楽しむこともできます。
      ※音声無しの場合

    • 18万画素液晶ビューファインダ(EVF)
      撮影時により正確に被写体を捕らえるために、より解像度を高めた視野率100%の0.44インチ18万画素液晶ビュ―ファインダ(EVF)を採用しました。

  3. CAMEDIAシリーズで初めて新規格記録メディア「xDピクチャーカード」に対応
    記録メディアは、従来のスマートメディアに加えて、新規格「xDピクチャーカード」にも対応しています。記録メディアの差し込み口に、新しく開発したスマートメディアと共用の「2 in 1スロット」を採用することで、カメラ本体のサイズを大きくすることなく、両方の記録メディアの使用を可能にしました。

    「xDピクチャーカード」は、将来 8GBまでの大容量化も予定されている新しい記録メディアで、現在発売中の16MB、32MB、64MB、128MBが使用可能です。
    「2 in 1スロット」には、スマートメディアと「xDピクチャーカード」の両方を同時に挿入することは出来ません。
その他の新機能
  • さらなる高画質を追求した本格的な新機能
    • iESPII オートホワイトバランス
      iESPオートホワイトバランス機能をアップ。従来苦手としていた肌色や、ミックス光下の被写体をより自然に再現できるようになりました。
      ※ iESP:Intelligent Electro Selective Pattern

    • プリセットホワイトバランス
      ホワイトバランスの設定を、晴天・曇天・電球に加え、蛍光灯を更に細かく3種類(昼光色・昼白色・白色)の中から設定することが可能になりました。蛍光灯の微妙な色温度の違いにも対応し、より適切なカラーバランスで撮影が行えます。

    • Exif2.2 対応
      デジタルカメラの画像フォーマットの新標準規格Exif2.2にも対応しており、同規格に準拠したプリンタを使用することで、撮影者の意図に忠実なプリントが可能となります。

  • 使い勝手を重視した新機能
    • オートフォーカスエリア選択
      カメラを三脚で固定した際に、被写体がファインダの中心よりも低い時などに活用します。AFターゲットマークをファインダの中央焦点部より上下左右とも2段階移動できるため、ユーザーがピントを合わせたい位置を選択でき、よりクリエイティブな撮影ができます。

    • 手ぶれの心配なズーム撮影でも安定性の高いボディデザイン
      ボディデザインは、大きくなりがちな超望遠ズームレンズ搭載機でありながら、107.5×76.0×77.5mm(突起部含まず)のコンパクトサイズに仕上げています。CAMEDIAシリーズで代々培ったホールディング性に優れた安定感のあるデザインを継承し、手ぶれの気になるズーム撮影も安心して行うことができます。
別売関連商品
  • コンバージョンレンズ
    コンバージョンレンズアダプタ「CLA-4」(希望小売価格:2,000円)を使って、CAMEDIA専用コンバージョンレンズ類(ワイド「WCON-08」(希望小売価格:17,000円)、マクロ「MCON-40」(希望小売価格:11,000円)と組み合せてお使いいただけます。よりいっそう撮影領域が広がり、撮影の楽しさを実感できます。

  • 便利なリモコン「RM-1」
    カメラから離れたところからのズーム操作や再生時での画面切り替えなどができる多機能リモコン「RM-1」(希望小売価格:3000円)が使用可能です。

  • 「xDピクチャーカード」関連製品
    • CFカードアダプタ:「MACF-10」(希望小売価格:7,500円)を使用することで、コンパクトフラッシュ対応の当社製のデジタルカメラ、プリンタなどに「xDピクチャーカード」を使用することが可能になります。

    • USBリーダ/ライタ:「MAUSB-10」(希望小売価格:7,500円)、PCカードアダプタ:「MAPC-10」(希望小売価格:7,500円)を使用することで、画像データを簡単にパソコンに取り込むことが可能です。
    「xD-Picture Card」及びその他の商品名などは、日本及び海外における各社の商標または登録商標です。
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
  • 本リリースに掲載されている内容は、報道関係者向けに発表した情報です。
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