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2003年 9月 9日
携帯電話でニュースの音声配信を実証実験
オリンパス・朝日新聞社・毎日新聞社・読売新聞社が共同で実施
オリンパス光学工業株式会社(社長:菊川 剛)は、携帯電話を使った新聞記事の音声配信サービスの実証実験を行います。9月中旬から2ヵ月間、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社と共同で実施します。オリンパスの音声合成技術を活用したシステムで、新聞社3社の記事テキストを音声変換して、携帯電話ユーザーへ音声とテキストデータの両方を配信します。来春の実用化を目指しており、携帯電話のサービスとしては初めての試みです。
今回実証実験を行うサービスは「M-Studio(エム・スタジオ)」の名称で、毎日配信される新聞記事を携帯電話で読みながら音声を聞くことができます。利用者は、新聞紙面を持たずに移動中や待機中に利用できるだけでなく、簡単な操作で手軽に記事を聞くことができます。高齢者や視覚障害の方にも親しみやすいサービスです。新聞記事を読み上げる音声合成音は、英語でも提供できるため、英語学習などへの活用も見込んでいます。
実証実験は、モニターに対して音声変換のアプリケーションを搭載した携帯電話端末を貸与し、2ヵ月間実際にサービスを利用していただくものです。朝日新聞社は英語学習者向けに英文記事と英語音声、毎日新聞社は視覚障害者・高齢者を対象に日本語記事・音声、読売新聞社は一般向けにニュースとスポーツの記事・音声を配信する予定です。これらの実証実験によって、記事の音声配信サービスに関する利用者ニーズを調査・検証し、2004年春からの本格サービスの開始を目指します。
また、将来的には、オリンパスが開発した新規格の二次元バーコード「ST(エスティー)コード」を新聞紙面の記事に印刷し、カメラ付き携帯電話端末で読み取るだけで、読み上げ音声を配信するサービスも検討しています。
  実施期間
(2ヶ月間)
サービス内容 主な対象 配信音声
朝日新聞社 9/22~ 「ASAHI Weekly」の記事配信 一般
英語学習者
英語
毎日新聞社 9/20~ 毎日新聞ニュースの配信 視覚障害者
高齢者
日本語
読売新聞社 9/16~ 読売新聞ニュースの配信 一般
スポーツファン
日本語
*1  実施期間のスタートは目安です。若干ずれる可能性もあります。
携帯電話による新聞記事読上げシステム「M-Studio」実証実験の概要
新聞記事読上げシステム「M-Studio」実証実験イメージ
新聞記事読上げシステム「M-Studio」実証実験イメージ
新聞記事読上げシステム「M-Studio」各新聞社の画面推移イメージ
新聞記事読上げシステム「M-Studio」各新聞社の画面推移イメージ
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オリンパス光学工業株式会社
総合経営企画室 モバイル・メディア・プロジェクト
TEL:0426-91-7276
オリンパス光学工業株式会社は、2003年10月1日をもってオリンパス株式会社と社名変更いたしました。
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